政治家・小泉進次郎の地元への"溶け込み方"がすごい

合理的じゃないかもしれないけど、仕事って質だけじゃなく、半分くらいは人間関係でまわるもの。とくに地方はその傾向が高まりがち。移住までしてここで働くと決め、かつこんな風に悩むくらいなら、感覚の違う相手の懐に自分から入っていかないと。私も講演で地方に呼ばれたときは、アタシを見て怪訝(けげん)な顔してるおじいちゃまに歩み寄って「パパ、ありがとう~」って媚(こび)ってるわ。苦笑いでも、笑顔ゲットよ。

小泉進次郎さんなんかも本来、反感を持たれかねないエリート2世でしょ。でも地方で演説するときは、方言であいさつして、地元の食べ物を語り、さらに自分の党を批判して「みなさんのお力を貸してください」と頭を下げる。パフォーマンスだと思っても、悪い気はしないわよ。政治家に限らず、都会人が地方に受け入れられるテッパンの方法よね。

まずはこれから暮らす土地の良いところを知って。あとペンネームは「孤独なハリケーン」とかに変えなさい(笑)!

撮影=加藤 梢