有名企業に共通する「時間管理術」とは
「IT企業&文具メーカー〈デジ×アナ〉あわせワザを検証!」では、デジタルに強い企業と、アナログに強い企業では、時間管理の仕方に差があるのか――という視点で、有名企業の社員に取材しています。
「消せるボールペン」でおなじみの筆記具メーカー、国内トップシェアのふせんメーカー、利用者数2800万人のSNSや、月5800人が利用するレシピサイト。そこで働く社員たちは、どんなツールを使っているのでしょうか。ここでは詳細を省きますが、取材に応じてくれた社員には、以下の「4つの共通点」がありました。
基本はGoogleカレンダーなどのウェブツールを利用。それをスマホやタブレットなど、複数のデバイスで見られる設定にしておき、補助的に薄手の手帳を利用する。
PCやスマホを操作しにくい年長者との打合せでは、手帳に書き込むほうがマナー面で安心できます。多色ボールペンで色分けして書くことで、重要度の高いものを目立たせたるなどの工夫をしている。
Evernoteなどのアプリに入力する一方で、とくに大切なものは「ふせん」にも記入して、手帳やPCなどの目立つ場所に貼り付ける「両刀使い」。
デジタル端末には、ToDoが常に表示されているわけではない。リマインドをかけていても、割り込み業務に気をとられてスルーし、そのまま忘れてしまう危険もある。ふせんに書いて常に視界に入れておくようにすれば、抜けや漏れを防げる。
スマホのメモ機能やEvernoteなどのアプリをフル活用。「手書きのほうがスムーズ」と、ふせんにメモしている人も、一日の終わりにスマホで撮影してアプリに保存。フォルダ名やタグを工夫すれば、関連するアイデアを一覧できる。
日々の出来事はSNSにさらりと記録。家族との外出や習い事、夜の食卓など、プライベートを公表している人が多かった。ただし、女性の何人かは「自分だけの記録」を残すために、1日1ページタイプの手帳を「家置き」にして愛用。