日本酒は減税ワインは増税

身近なところでチェックしておきたいのがお酒の税金。「酒税の改正により、23年度には日本酒とワインの税率が統一され、日本酒は減税、ワインは増税となります」(浅川さん)

現在は350ml当たりの税額は日本酒42円、ワイン28円。政府はこれを20年度と23年度の2段階で約35円にそろえる。日本酒では、1合(約180ml)当たりの税額が21.6円から18円に、ワインボトル1本(750ml)では60円から75円になる。なお、発泡酒と第三のビールの増税はまだ先になりそうだ。

また、税制改正でこんなうれしいことも。「帰国時に免税店を利用できるようになります」(浅川さん)。空港の免税店エリアは出発ロビー内だけだったが、到着ロビーにも設置できるようになるそう。ぜひチェックしてみて!

▼2017年度税制改正のポイント

1. セルフメディケーション税制
市販薬(スイッチOTC医薬品)の年間購入額が1万2000円超で、所得税等が軽減。

2. タワーマンション固定資産税見直し
2018年以降に引き渡しの新築タワーマンションは、高層階は増税、低層階は減税。

3. 酒税の変更
日本酒は減税、ワインは増税。発泡酒・第三のビールは当分そのまま。

写真=AFLO