Case.5 早急な返事が欲しいときはSNSのDM

ビジネス用のチャットツールだけではなく、SNSのDM機能を使うという意見もありました。

「きちんと内容を確認して検討してもらいたいものや、後々エビデンスを残しておいたほうがいいものは、社内外を問わずメールで送ります。逆に、すぐに確認してほしいものはFacebookメッセンジャーで。社内外ともに、開封が早いので」(30歳/不動産関係)

プライベートと仕事を分けたい人には好まれませんが、反応が圧倒的に速いのはやはりLINEやFacebookメッセンジャー。急いでいる場合、「既読」になったかどうかが確認できるのもうれしいポイントです。

とはいえ、企業によってはこうしたツールが禁止されている場合もあるでしょう。また、次のような意見も。

「Facebookメッセンジャーは、履歴を検索できないんです。チャットワークの場合は『あの件いつ連絡したかな』と思ったら、検索窓からすぐ調べられる。社内も社外も、チャットワークでやりとりすることがほとんどですし、案件によってはわざわざ導入してもらうこともあります」(27歳/広告)

確かに、SNSはもともとビジネスに特化して作られたものではないので、不便な部分もありますよね。


メールだけではなく、チャットツールやSNSのDMを、時と場合に応じて使い分ける人が増えているようです。多くのチャットツールはオプションで有料サービスを設けていますが、使う頻度が少なければ無料のままでも充分。「これまで使ったことがない」という人も、数名で、プロジェクト単位で、試しに使ってみてはどうでしょうか。

鈴木 梢(すずき・こずえ)
1989年2月生まれ、千葉県出身。編集プロダクション「プレスラボ」編集者/ライター。ジャンルはインターネットやデジタル関連、アニメ・声優関連、そして女性のライフスタイルなどに関することが得意。丁寧な暮らしに憧れながら、毎日だいたい寝ています。

編集協力=プレスラボ