先生の教えをもとにいよいよ実践!

【10月8日】手帳の書き方を見直しました

今までは「決まった予定」と「やるべきこと」を手帳に書いていたけれど、本当に必要なこと以外は書くのをやめる。ささいなことまでリスト化して、かえって自分を追いつめていたことを実感。反対に、急ぎではなくても自分にとって大事なことは、実行したい目安の期限とともに書き込むことに。

【10月9日】深呼吸で落ち着いたらバタバタ感が軽減

焦っているときほど、息をつめていたみたい。忙しいときこそ息を吐くことを意識するように心がける。焦っていても落ち着いていても、実際にかかる時間には大差なし。ゆっくり呼吸しながら行動したほうが、「まだ余裕がある」と前向きになれることを発見!

通信制の大学で法学を専攻。「卒業論文を出して、きちんと学位をとるのが目標」

【10月12日】優先順位をもとにゆるく予定を立てる

以前は21時から22時まで勉強、というようにカッチリ決めていたため、その通りに進まずストレスに……。柔軟に予定を組んだら、気持ちもラクに。通勤時間も活用して、1時間ほどを勉強に当てることができるように。

親子でゆったりできるひととき。お気に入りの絵本を何度も繰り返し読みます。

【10月15日】買い物に時間をかけすぎ?

慎重派で、買い物にも時間がかかる私。「悩む時間がもったいない」と先生に相談してみたところ、買い物でも「緊急度、重要度」を考える習慣をつけること、店を出る時間を決めること、また「決められなくてもOK」と、肯定的に自己評価することをアドバイスしてもらう。熟考することで不要なものを購入しないメリットもある、というご指摘は新鮮!

ネイルケアは、心にも栄養をくれる時間。自分だけの時間はママにとってのぜいたく。

【10月18日】充実した気持ちで眠りにつける

「やり残しがいっぱい」と反省しながらベッドに入っていたのが、夕活チャレンジを始めてポジティブに転換! 焦りがなくなり、子どもたちともゆったり向き合えるようになってきた。

夕食のあとは、長男の宿題チェック。学ぶ楽しさ、わかる喜びを感じて。

 After:山田さんの1日のスケジュールを見直したら…… 

●大学の勉強がはかどる
5:50 起床(モーツァルトのアップテンポの楽曲をかけながら、準備!)
7:15 朝食
8:00 出勤(通勤中の車内で読書&参考書で勉強)
8:50 会社到着
19:00 帰宅、夕食
19:30 子どもとの時間
19:45 子どもたちの宿題を見る
21:00 子どもたち就寝、夕活スタート!(大学の勉強、夫とDVD観賞など)
23:00 入浴、ストレッチ、就寝

 渡部先生から一言 

几帳面で内省的な人ほど、自己評価が低い傾向が。自分の頑張りを認めることも、人生を豊かにするためには大切です。夕活を習慣化して、仕事と家庭と自分の人生をより充実させていって。

渡部 卓
帝京平成大学現代ライフ学部教授。ライフバランスマネジメント研究所代表。産業カウンセラー、心理相談員。『折れない心をつくるシンプルな習慣』など著書多数。

構成=浦上藍子 撮影=山田 薫