「単に話を聞いてほしい」は通用しない

女性は、情報伝達やアドバイスを求める目的ではなく、「単純に話を聞いてもらいたいだけ」で話をすることがありますよね。実はこの感覚、男性には理解できていないのです。

男性の中には、「話には必ず結論があり、その結論に関して、何か自分がコメントしなければいけない」と感じる人が多くいます。だから、女性の「聞いてもらいたいだけの話(結論がないことが多い)」を聞いていると、困惑し、だんだんイライラしてしまうのです。「自分は話の結論を探しながら聞いているのに、一向にその結論が見えてこない。この女性は一体オレに何を伝えようとしているのか?」と考えてしまうのです。

そして考えても考えても分からないので、途中で話を遮り「で? 何が言いたいの?」と聞いてしまうのです。

この男性に悪気があるわけではないのです。何かしらのアドバイスやコメントをしなければいけないと思っているからこそ、“結論”を把握しなければいけないと考えています。でもそれが分からないので、「で?」と聞いてしまうだけなのです。

でも、そんな反応をされたら女性も腹が立ちますよね。聞いてもらいたいだけなのに、「で?」と言われてしまう。そして、無用なケンカが生まれてしまう。

この無用なケンカを回避する方法があります。それは、結論を言うことです。

男性は、話の中に結論を探しています。だから、結論を伝えてあげればいいのです。結論がない話をする時には、「“結論がない”という結論」を先に伝えてあげてください。

「この話、結論がなくて、聞いてもらいたいだけなんだけど」と最初に伝えれば、男性はおとなしく最後まで聞いています。簡単なことです(笑)。

これだけで、お互いのストレスが激減します。ぜひ試してみてくださいね。

木暮太一(こぐれ・たいち)
一般社団法人 教育コミュニケーション協会 代表。
学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自作で作った経済学の解説本が学内で爆発的にヒット。独自に磨いてきた「わかりやすく説明する」ノウハウに基づき、2013年に教育コミュニケーション協会を設立、「説明力養成講座」「マーケティング説明力養成講座」「キッズ作文トレーナー養成講座」で教え始める。現在、経済ジャーナリストとしてテレビ等メディアでの経済ニュース解説を行うほか、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている。