Case.4 承認後、ニュースフィードに表示しないようにする
「私は微妙な同僚・上司から申請が来ても、基本的には承認するタイプです。9割9分許可しています。でも、彼らの投稿を見ていて『やはり無理かも』『見たくない』と思ったら、直ちにニュースフィードに表示しない設定をします。目にしない=友達にいない、のと同じようなものなので」(28歳/IT)
承認後、気に入らない人の投稿を「非表示」にしてしまえば、確かに気にはなりません。彼らの存在も忘れてしまいそうです。
ただこの場合、相手から自分の投稿は見えています。自分の投稿を見られたくないという場合は、次のような手があります。
Case.5 承認後にグループを分ける
「会社の人からの申請は原則、来るもの拒まずで受けます。でも、ほぼ100%自分からは申請しません。いざというときの連絡手段にもなるため、つながること自体は構いませんが、普段の投稿を見られて困ることもあるので、申請承諾直後に一つのグループに入れて、普段はそのグループには投稿が見えない設定にしています」(31歳/編集者)
実はFacebookには「友達リスト」という機能があり、友達をグループ分けできます。グループごとに投稿内容を見せる/見せないの設定ができ、中でも「制限」というグループに入れた相手には、公開範囲が「友達」に制限されている投稿が読めず、公開投稿だけが読めるようになる……という使い方ができるのです。
こちらの方は、会社の人は「会社グループ」に、社外の人は「制限」リストに入れて、投稿内容を見せるかどうかきめ細かくコントロールしているとのこと。ただ、こうした方法で投稿内容を隠していても、なんとなく相手には気付かれてしまうもの。コメントの続きを見てみましょう。
「でも、それだと私自身が『全く投稿していない人』になってしまって、せっかく申請をいただいてつながったのに、相手につまらない思いをさせてしまうことに……。そう勝手に想像しているので、休日のグルメや、当たり障りのない投稿に限っては、会社の人たちにもときどき見える設定に変えて投稿しています」(31歳/編集者)
確かに、全く投稿していないのもそれはそれで不思議に思われてしまいそう。逆に、「あの人の投稿はいつも当たり障りがないものばかりだな」と思うときは、こういう手が使われているのかもしれません。
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たかがFacebook、されどFacebook。人がつながるツールだけに、取り扱いが面倒なこともあります。自分も相手も嫌ではない断り方、つながってしまった後の使い方を模索したいものですね。
1986年生まれ。ライター、編集者。楽天、リアルワールドを経てフリーに。IT、マーケティングなどに関する記事が多め。
編集協力=プレスラボ