学生時代から営業が好きだった

私はアサヒビールに入社したときから、営業の仕事に就きたいと思っていました。

営業職を志望したのは、学生時代からずっとアパレルショップのアルバイト店員をしていて、お客様と話す仕事が自分に向いていると感じていたからでした。自分の実績が数字に結びついていく接客業の感じも好きでしたし、お客様との出会いがあるのも楽しかった。

営業職というのはどの業界でも、目標に達成しないと「どうなっているんだ」という上司からのプレッシャーが強くなるものですよね。学生時代から店長に予算達成に向け叱咤激励されていたので、そうした環境にも自分は強いと思います。そんななか、アサヒビールは女性の総合職の営業部員が多いと聞き、受けてみることにしました。

当時はお酒もそんなに飲めませんでしたが、お酒というお客様の楽しむ時間を生み出している会社なのもいいな、と思ったことも理由の一つでした。

岩村 葵(いわむら・あおい)
北海道出身。2010年にアサヒビールに入社し、北海道で量販営業を担当。ワインの魅力にはまり、ワインアドバイザーの資格を取得。さらにワインにかかわる仕事をしたくなり、本社への異動を希望。14年より本社法人営業第二部にて活躍。

構成=稲泉 連 撮影=村山嘉昭