バニラエア(https://www.vanilla-air.com/jp/)は、ANAホールディングスが100%株主で、2011年に設立されたLCC。2012年から就航を開始しました。国内の就航地は、東京(成田)、札幌、那覇、奄美大島の4カ所。バニラエアの注目路線は、奄美大島便。東京→奄美大島の場合、片道の最安運賃5690円~(※1)。運賃は定額ではなく空席連動制なので、日々に変わっていきます。搭乗日が近づいて空席数が少なくなるほど運賃が上がる傾向があるので、タイミングを見て予約することが大事。国内線の予約購入は、出発予定時刻の40分前までOKと、急な出張やお出かけにも対応可能です。空港カウンターで預ける荷物が20キロまで無料になる「コミコミバニラ」、料金の安さが魅力の「シンプルバニラ」、2つの運賃タイプから選びます。

ピーチアビエーション(http://www.flypeach.com/jp/)は、ANAホールディングス、ファースト・イースタン・アビエーション・ホールディングスなどが出資し、2011年に設立されたLCC。ANAから独立した独自の経営モデルで、就航地は11カ所、大阪(関西)をベースとした路線を運航しています。料金タイプは、組み合わせ自由なアラカルト運賃「ハッピーピーチ」と、オプションがセットになったバリュー運賃「ハッピーピーチプラス」の2つ。大阪(関西)→東京(成田)便が片道3690円~(※1)など魅力的。

表を拡大
国内線LCCの主要5社の特徴

ピーチアビエーションで個人的に注目したのが、大阪(関西)⇔ソウル(仁川)往復7200円(~2016年2月23日まで販売分の料金)、東京(成田)⇔台北(桃園)往復1万2000円(~2016年3月15日まで販売分の料金)という、宿泊なしの「弾丸スペシャル」という運賃プラン。国際線でありながら、宿泊なしの海外旅行プラン、すごすぎる!

春秋航空日本(http://j.springairlines.com/jp)は、中国初の民間LCCである春秋航空のグループ会社として2012年に設立されました。2014年から、国内線3路線の就航をスタート。現在は成田を拠点とし、広島、佐賀への就航を行っています(2015年10月から成田⇔高松便は撤退)。成田→佐賀5700円~、成田→広島5690円~(※1)という料金設定になっています。

この春秋航空日本のように、LCCは、収益率が悪化した路線は減便、廃止ということも考えられるし、需要が見込める路線については増便する場合もあります。このあたりの動きも早いので、利用の際には注意が必要です。