男性社会が根強い企業も多い
それ以外の、もとからあった6タイプに対して、以下見ていきましょう。
「キャリア万全型」には、成長して大きくなったベンチャー企業がランクインしていることが、新たな特徴として加わります。サイバーエージェント、ベネッセ、エイチ・アイ・エス、ニトリなどがそうでしょう。あとは、マスコミ、日用品メーカーなどが並びます。
金融系からはSMBC日興証券ほか1社。最近は一般職からの総合職登用なども進んでいるためでしょう。
「狭き門型」の企業は、やはり重工業、建設・インフラが主体で、理系採用だから入り口が狭いけれど、中に入ればキャリアは万全、という企業が並びます。サービス・小売業からも3社が入っていますが、いずれも鉄道会社であり、インフラ系と同じといえそうです。
歴史ある企業が多いため、男性社会が根強く、「昭和型」のタイプに入る企業が比較的多いのがわかるでしょう。
女性採用者のメインが一般職となる企業が多いのですが、長くいて事情をよく知る女性たちに辞められると困る、という会社が増えています。今後は、「昭和型」から「WLB重視型」へと移行する企業が多くなりそうです。
【情報秘匿型企業】
フジテレビジョン/東京海上日動あんしん生命保険/損害保険ジャパン日本興和/日本郵政/日本生命保険/日立製作所/パナソニック/東芝/あおぞら銀行/アクセンチュア/アビームコンサルティング/テレビ朝日/電通/伊藤忠商事/メタルワン/千葉銀行/岡谷鋼機/三菱重工業/兼松/トヨタ自動車/三菱東京UFJ銀行/あいおいニッセイ同和損害保険/信金中央金庫/日本テレビ放送網/東京急行電鉄/三井住友銀行/NTTコミュニケーションズ/全日本空輸/ジェイアール東日本企画/京都銀行/KADOKAWA/森ビル/博報堂/朝日新聞社/NTTデータ/大和証券グループ/アステラス製薬/ソニー/三井不動産/野村総合研究所/コクヨ/三菱電機/名古屋鉄道/東京地下鉄/明治安田生命保険/船井総合研究所/三井住友海上火災保険/川崎汽船/東京ガス
格付けの構成、解説=海老原嗣生 編集協力=砂塚美穂、池田純子