お客様気分はNG! ネタの仕込みを

私がスタッフを食事に連れていくときは、「最近起こった面白い話を順番にしてもらう」ことが恒例です。

社員たちは「また始まった?」とうんざり顔ですが単なるゲームや意地悪でやっているわけではありません。なぜしているのかというと、クライアントと食事をする際、面白い話のひとつぐらいできなければ、素敵な人間関係を共有することなどできないと思うからです。特に、自分が接待する側のときに、相手の言うことを、ただニコニコ笑って聞いているようではダメなのです。

場を盛り上げるような話をするのが苦手、私にはおしゃべりの才能がないから無理・・・・・・、そんな悩みを抱える人に朗報です。どんな人だって、面白い話ができるようになる方法があるんです! 

女性は、あまりしゃべらず相手の話に笑顔でうなずいているほうがかわいい、といった考えでは対等な関係になれません。

ですから、お客様気分で座っているのではなく、おいしい料理、おいしいお酒とともに、面白い話も提供できるようになりましょう。「彼女と話していると楽しい、時間がたつのも忘れてしまう」と思わせることが大切なのです。

私は食事のときに、その練習をかねて社員たちに面白い話をしてもらっています。しかも、1回話せば終わりではなく、3、4周くらい順番が回ってくるので、事前にネタを用意しておかないと話が尽きてしまいます。

けっこうなスパルタです!