オフィスでよくあるシーン別に、3人の先生方が断り方のお手本を披露。はっきりと断ってOKの初級編、状況を考えたい中級編、実は断ってはNGな上級編、と3ステップの実例で断りテクを身につけよう。
こんなシーンではどう断る? シーン別言い回し例:中級編
個々それぞれの状況と本人の性格によって断ってもOKだが、できれば断らないほうがいいというグレーゾーン。なるべく断らないことを前提に、先生方の言い方を参考にしながら、自分なりの方法を探っていこう。
●取引先との接待、嫌な予感がするけど私でなくちゃだめ?
「○○さんのお話、すごく勉強になるから部下も連れて行っていいですか」と交渉に持ち込むとよいのではないでしょうか。(内藤さん)
「○○さんも連れて行っていいですか?」と男性も巻き込みましょう。こういった場合、絶対に1人では行かないこと。(塚越さん)
指名のお礼と「酒席のマナーと接待のスキルは勉強中で、私では逆にご迷惑をおかけしてしまうので」と力不足のデメリットを強調。(藤田さん)
●2次会には行きたくない。もう帰りたいけれど
これも事前通告法で「今日は2次会に出られません」「9時に失礼したいんですが、よろしいですか?」とあらかじめ言っておくこと。(内藤さん)
「ちょっと酔ってしまって気分が悪いので、すみません」と言いながら、じりじりとあとずさりしていけば大丈夫。(塚越さん)
「盛り上がっているところ後ろ髪を引かれる思いですが」と行きたい意思に加えて、行けない理由のようなもの+おわびを伝えて。(藤田さん)
●ランチは手短に済ませたい。でも先輩たちからお誘いが……
顔だけ出して「仕事の段取りが悪いせいか終わらないんですよ」と逃げればOK。相手がいやだからと感じさせない配慮が必要です。(内藤さん)
基本的には行ったほうがいいけれど毎回なら3回に1回は「仕事が終わらないんで」と明確な理由で断る。別の日にこちらから誘って。(塚越さん)
お誘いのお礼+行きたい意思+行けない理由のようなもの+「いつかはご一緒させてください」とつけ加えること。(藤田さん)