職場の“あるある”な問題について、会社勤め女子代表・働なの代(どう・なのよ)が弁護士と一緒に考えるリーガル相談。連載第6回は“残業”について、法律的な観点から考えます。

[質問]わたしは営業の仕事をしています。最近になり退職者が続出したため、営業しなければいけない取引先が多くなってしまいました。接待なども含めると、仕事を終えるのがいつも終電ギリギリで、先月の残業時間は100時間を超えてしまいました。残業代は支給されてはいるのですが、実のところ業務のどこまでが“残業”とみなされているのでしょうか。

これって仕事なの? 仕事じゃないの? そんな線引きが曖昧な業務がたくさんあります。そんな ときこそ法律の出番です!

営業職は、接待をはじめ、定時内外で“やるべきこと”が多岐にわたり残業も増えがちですが、次のうち、残業時間と認められる可能性のあるものはどれでしょうか?

Q 認められる可能性のあるのは……

1. 会社の新年会や忘年会
2. 昼休み中の来客当番や電話番
3. 勤務時間外での健康診断
4. 出張先への往復