女性の平均年収は、男性のおよそ半分。同じ女性でも業界によって、あるいは同じ業界内でも企業によって給与は大きく異なる。気になるあの業界、あの会社の給与明細を公開する。
住宅
景気回復と復興需要で急成長している業界だが、2000年以降から女性の戦力化を打ち出し、新卒採用数も3割を超える。
そうはいってもやはり、もともとは男の職場。「最近でこそ出産後の復職者も増えてきたが、当初は平日の夜や土日に営業でお客さんの自宅を訪問するのを嫌がる女性も多く、離職率は3年以内に30%ととても高かった」(住宅・人事)のだそう。
今でも顧客の夫が帰宅する夜に訪問することもある。また、夏の暑い時季にヘルメットをかぶって工事現場の監督もしなければならず、汗でメイクが崩れるのを嫌がる女性も。労働時間の長さに不満を抱く人も多く、管理職になりたくないという人も多いようだ。