笑顔から真顔に戻るとき…0.5秒は×、1秒以上が○
たとえば、片方の口角だけを上げて笑顔を作る人がいます。下記の画像のように、左右どちらかの口角を上げて笑うと、「軽蔑」の表情になります。相手は誰かを軽蔑しているつもりがなかったとしても、受け手にとっては生意気だと思ったり、不快に感じたりすることもあるのです。
笑うときは、必ず左右対称に表情を作るように心がけましょう。
ただ、ここが難しいところなのですが、なかには単なる癖で、片方の口角だけを上げて笑う人もいます。アニメのヒーローキャラにお馴染みの笑顔です。これは「敵を軽蔑している」という意味でクールな印象になります。
また、自分を誇りに思ったり、自信を持っているときに表れる表情でもあります。そう考えると、誰かが口の片方だけであなたに笑いかけても、「軽蔑されている」とか「人を見下している」などと決めつけるのは早計かもしれませんね。
でも念のため、あなた自身はこの笑顔を作らないほうが安全です。悪い印象に受け取る人がいるかもしれませんので。
笑顔を作るタイミングも重要です。笑顔を作った後、0.5秒程度で真顔に戻ってしまうと冷たい印象になります。心のこもっていないただの作り笑いをしていたと相手は受け取ってしまいます。笑顔から真顔に戻るときには、ゆっくり1秒以上かけて余韻を残しましょう。
笑顔は信用を得る「万能の切り札」であると同時に、「最悪のジョーカー」にもなります。大切なのは、左右対称で、口角をしっかり上げた本物の笑顔を作ること。笑顔で損をするほど馬鹿らしいことはありません。自分が体験した楽しいことを思い出しながら、ぜひ自分の笑顔を確かめてみてください。
挙動不審=自信のなさのアピールに…
【これはNG② 自信のなさをアピールする「なだめ行動」】
私はセミナーを開催する際、冒頭の「つかみ」として、あえて「緊張を装って」自己紹介をすることがあります。
「顔をしかめる、唇を噛む、唇を舐める、唇を前に突き出す、頻繁に視線を変える、頻繁に鼻をすする」といった表情をしながら、「手をこする、鼻を掻く、耳を引っ張る、頻繁に重心の位置を変える」といったしぐさをするなど、「なだめ行動」を交えながら話すのです。同時に「あのぉ……」「えぇと……」など、無意味なつなぎ言葉も頻繁に織り交ぜます。
自己紹介を終えた後に何か気になった点はないか質問します。参加されるみなさんも多少緊張しているので、私の「挙動不審な振る舞い」に気づいていても、それを指摘して発言できる人は多くありません。
とはいえ、セミナーが始まった直後に講師が緊張しているのを見て、不安に感じる参加者もいるようです。後で種明かしをして解説すると、不安が解消された安心感から笑いが起きて、和気あいあいとした空気になるのです。