脳科学者の成田奈緒子先生が、子どもの脳を育て、論理的に考える力を伸ばすための、子どもへの言葉がけについて解説します。

《理由を説明する》すべての論理的思考の基本型です

「今日はおもちゃは買いません!」「わがまま言わないの!」といった言葉は、子どもの感情そのものを否定してしまいます。子どもは「欲しい」という気持ちを否定されると、理由を考える余地を失い、感情だけが強く残ります。一方、「今日はお金を持っていないから買えないんだよ」と事実を伝えると、状況を客観的に捉えることができます。感情と事実を分けて考える経験は、論理的思考の基本。理由を示す言葉がけは、子どもの「納得する力」を育てます。こういった場合に備え、少額しか入っていない「おもちゃを買うための財布」を用意しておく手もあります。

 

 

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。