図表化、無理やり暗記するのも策

【②図や線にしてみる(視覚化)】
書影
石川和男『誰でもできて100%仕事の成果が出る 速効読書』(青春出版社)

アウトプットの方法としてもお伝えしましたが、内容が難しく感じる原因は、抽象的な話を頭の中だけで処理しようとしていることにあります。そんなときは、図やマインドマップで形にしてしまう。

「何を言いたいのか」「話の流れはどうなっているのか」「因果関係はどこにあるのか」図や簡単な絵、線を引いたり、枠で囲んだりといった工夫でも、情報は整理されます。難しい本ほど、本の世界から飛び出させて、眺めてみてください。

【③どうしても難しいなら「一旦、暗記して進める」】

それでも、「難しい! 何を言っているのか分からない!」というときは、とりあえず暗記して進む。子どものころ、九九を意味も分からず暗記していたように、理解できないままでも、頭に入れておく。後で「あ、そういうことだったのか!」と腑に落ちる瞬間がくることがあります。

特に、法律や会計のような「専門用語が前提」の分野では、先に用語を暗記しておくと、より難しい問題に直面したときに謎が解ける場合もあります。

石川 和男 (いしかわ・かずお)
時間管理コンサルタント

出版コンサル会社インプルーブ代表取締役、明治大学客員研究員、税理士、建設会社役員、人材育成会社副社長、時間管理の専門家、ビジネス書著者(累計33冊)など。かつては深夜11時退社が当たり前のビジネスパーソン。転機は1日15分の読書習慣。ビジネス書を読み、学んだことをノートに書き、実践し、習慣化。その積み重ねにより、生産性を落とさず残業を減らす独自の時間管理術を確立。現在は出版コンサルタントをはじめ、9つの仕事を並行しながら、プライベートの時間も大切にする働き方を実践している。著書に『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)ほか多数。勉強法・時間術・リーダーシップ・働き方改革など幅広いテーマで執筆。