自民党が政権復帰して以降の“決定打”

女性宮家という表現が使われなくなる決定打となったのが、菅義偉政権時代の2021年に設置された「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議においてだった。

皇位継承策の有識者会議を設置した菅義偉元首相(2022年)
皇位継承策の有識者会議を設置した菅義偉元首相(2022年)(写真=Rahm Emanuel/PD US DOS/Wikimedia Commons

現在の上皇の退位を定めた特例法の成立時にも有識者会議が設置され、そこでは附帯決議で、安定的な皇位継承を実現するために女性宮家の創設を早急に検討する必要があるとされていた。これは2017年のことである。