陛下の言葉に見えた“夫婦の絆”

1997年、雅子さまは34歳のお誕生日にあたっての記者会見で犬2匹を飼っていることを明かし、翌年の会見ではこう述べた(「皇太子妃殿下のお誕生日に際し(平成10年)」)。

今、犬がおりますけれども、犬がいるというのも夫婦の仲にとって、とても良いように思います。よく「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」と申しますけれども、喧嘩の種は割とよく拾って食べてくれるような気がいたします

長期治療に入る6年前、雅子さまの素顔がまだ垣間見えていた。

とはいえ、「動物愛」よりもずっと大きいのは、陛下の存在だ。雅子さまとピースの報道を追いかけると、陛下は高市さんに少なくとも二つ言葉をかけている。「泳ぎを教えていましたね」と、「(ピースの)けがが治ってよかったですね」だ。

ピースは当初、怖がってプールに入れなかった。高市さんが腰までプールに浸かって「おいで」と呼ぶが、やはりダメ。そこで哺乳瓶をプールに入れ……そんな話は『人に育てられたシロクマ・ピース』にも詳しい。陛下も雅子さまも、この本を愛読されているのかもしれない。

そしてピースなのだが、今年3月に一時、一般公開が中止された。食欲と体力の減少からだったが、右前足のけがが原因と判明、投薬治療で回復し、公開再開となった。陛下の「よかったですね」は、そのことを指している。

参考:愛媛県立とべ動物園「ホッキョクグマのピースの体調不良について

“母の夢のため”に動いた愛子さま

陛下の動物愛がどれほどかはわからない。多分雅子さまほどではないだろう。だけど、妻が会いたいと夢見るピースについて、こんなにいろいろ知っている。それって素晴らしいことだ。考えていただきたい。どんな推しでも1人で推すより2人で推した方が楽しいに決まっている。

さらに忘れてならないのは、愛子さまだ。「週刊女性プライム」(5月25日配信)によれば、高市ファミリーとの懇談の席で雅子さまは、高市さんの長男に「愛子から柔道の猛者だという連絡がありました」と話しかけられたそうだ。高市さんの長男は全日本女子柔道の強化コーチをしていて、なぜご存じなのかと高市さんが尋ねると、「皇宮警察の柔道関係者から聞いたそうです」が答えだったという。

参考:週刊女性プライム「『愛子から連絡がありました』雅子さま、動物園飼育員との懇談で見せた“家族の絆”と赤坂御用地での“タヌキ保護”秘話

2025年3月19日、横浜市の造船所で行われた北極域研究船「みらいII」の命名・進水式に愛子内親王が出席され、式典で支綱を御切断
2025年3月19日、横浜市の造船所で行われた北極域研究船「みらいII」の命名・進水式に愛子内親王が出席され、式典で支綱を御切断(写真=文部科学省/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons

母の「夢」がいよいよ叶うと知り、愛子さまはいろいろと調べたのだろう。なんという情報収集能力、なんという母思い。愛子さまの動物好きもつとに有名で、これは間違いなく雅子さま譲りだろう。昨年12月1日、愛子さまの24歳の誕生日に合わせ、宮内庁が近況を公表した。中にあったのが、新しく家族になった猫「美海みみ」の情報。8月に生後4カ月の保護猫を迎え入れたとのことで、雅子さまと愛子さま撮影のかわいい写真も公表された。