B型男性だけが影響を受ける3つの理由

小泉専任講師はB型男性だけ不利になる理由について、以下の3つの要因が影響しているのではないかと指摘しています。

1. 恋愛市場におけるB型男性フィルター

1つ目は、恋愛市場に存在する「B型男性フィルター」です。

日本では、今でも「血液型で性格がわかる」と考える人が少なくありません。特に恋愛では、第一印象や相性判断が重視されやすい世界です。

そのため、「B型って自己中心的そう」「付き合うと振り回されそう」といったイメージが無意識のうちに相手選びへ入り込む可能性があります。

重要なのは、実際に自己中心的かどうか、ではありません。「そう思われている」こと自体が恋愛市場で不利に働き得るのです。

2. 採用・人事評価でのラベリング

2つ目が採用・昇進で起きる「無意識のラベリング」です。

小泉氏は、企業の採用や人事評価で、血液型が話題にされるケースが現実に存在したと指摘しています。もちろん、公式に「B型だから不採用」とする企業はありません。

しかし問題は、「無意識の偏見」です。

例えば、「B型はチームプレーが苦手そう」「管理が難しそう」といったイメージが、面接官や上司の頭の片隅に存在していれば、それだけで評価に影響する可能性があります。

こうした小さな不利が積み重なると、就職で不利になる→収入が伸びにくくなる→結婚市場でも不利になる、という負の連鎖が生まれかねません。

バージンロードを歩く新郎新婦の後ろ姿
写真=iStock.com/Satoshi-K
※写真はイメージです
3. 自分自身の思い込み

3つ目は、「自己充足的予言の悲劇」です。

自己充足的予言とは、自分の思い込みや期待がその人の行動や態度に影響を与え、結果として「思い込みどおりの現実」を作り出してしまう現象のことを指しています。

たとえば、子どもの頃から、「B型だからわがまま」「B型は遅刻する」「協調性がない」と言われ続けた場合、人は無意識にその役割へ引き寄せられてしまうことがあります。

周囲の期待に合わせる形で、本当にそのような行動パターンを取りやすくなるのです。実際、小泉氏の研究でも、その可能性を示唆する結果が確認されています。

つまり恐ろしいのは、「偏見がある」→「本人がその扱いを受け続ける」→「偏見通りの行動を取りやすくなる」→「さらに偏見が強化される」というループです。

科学的根拠がないはずの血液型イメージが社会全体によって現実化されてしまう。そこに、この問題の本当の怖さがあります。