3.「ふるさと納税」で電気がもらえる
太陽光や水力でつくられた自治体などで発電する電気を「ふるさと納税」の返礼品にする自治体が増えてきました。
たとえば、中部電力グループの販売会社「中部電力ミライズ」では、三重県、長野県、静岡県、岐阜県内の計16の市町村と提携し、そこでつくった「グリーンでんき」を寄付の「返礼品」としています。「グリーンでんき」とは、CO2の排出が少ない太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーでつくった環境にやさしい電気。
対象の自治体に1万円の寄付をすると、「お礼の品」として150kWhぶん、金額にすると2500円分の「グリーンでんき」が「お礼の品」でもらえます。
通常のふるさと納税は、全国どこからでも可能ですが、中部電力ミライズの電気については、愛知県、岐阜県(一部地域を除く)、三重県(一部地域を除く)、静岡県(富士川以西)および長野県に限定されるなどの条件がありますので、対象地域の方はぜひチェックしてみましょう。東京都世田谷区でも、2025年6月から「東急でんき」の売電期間の10年が終わったクリーン電力(再エネ100%の電気)を、「ふるさと納税」の返礼品にしています。具体的には、7万円の寄付で毎月5000円×4カ月ぶんの電気がもらえます。
4.こまめな節約で、酷暑を乗り切る
少しでも電気代を安くしようと思ったら、こまめな節電が意外と役に立ちます。
たとえば、猛暑の中で家に帰り着くと、そのままガンガンにエアコンをつけて部屋を冷やすという人は、意外に多い。けれど、それでは節電になりません。
まず出かける前の準備として、ジップ袋などに入れた濡れタオルを、冷蔵庫に入れて冷やしておきます。帰宅後、暑い熱のこもった部屋に入ったら、まず窓を開け放ち、熱気を外に逃がしましょう。次に、出かける前に冷蔵庫に入れておいた濡れタオルでほてった体を拭きます。出かける前に風呂に水を張っておいて水風呂に入ったり、水を張ったバケツに足をつけるというのもいいでしょう。そのうえで、窓を閉めてエアコンをかければ、部屋をガンガンに冷やす必要はありません。
マメにエアコンの掃除をしたり、室外機を直射日光に当てないために葦簀などを立てかけたりするなどの工夫も大切。
ゴーヤなどで窓の前にグリーンカーテンをつくるのも日除けになり、しかもゴーヤは栄養価も高くビタミン補給にもなり、一石二鳥です。ネットにはさまざまな暑さ対策法が出回っていますが、自己検証のひとつとして簡単なものから、その効果を試してみるのもいいかもしれません。
1954年、長野県生まれ。経済ジャーナリストとして新聞・雑誌などに執筆するほか、テレビ・ラジオのコメンテーターとして幅広く活躍。難しい経済と複雑なお金の仕組みを生活に即した身近な視点からわかりやすく解説することで定評がある。「中流以上でも破綻する危ない家計」に警鐘を鳴らした著書『隠れ貧困』(朝日新書)はベストセラーに。『知らないと一生バカを見る マイナカードの大問題』(宝島社新書)、『5キロ痩せたら100万円』『65歳からはお金の心配をやめなさい』(ともにPHP新書)、『年金だけで十分暮らせます』(PHP文庫)など著書多数。