貧乏を抜け出す「積小為大」の教え

万兵衛のもとに預けられた金次郎は昼は勤勉に働き、夜は灯りをともし、学問に励みました。しかし、万兵衛は百姓には学問など必要ないと考える人でした。灯りの油がもったいないと、灯りをつけることを禁止されてしまいます。

しかし、金次郎はこんなことではへこたれません。自分で油を作ればいいのだと思いつき、知り合いから少しの菜種を借り、それを育てて油をつくることができました。さらに、捨てられていた田植えの苗を拾い集めて育てたところ、一俵ほどのお米を収穫することができました。このとき、金次郎は「小さいことでも積み重ねると大きなものにる」ということに気づきます。そうして、少しずつ田畑を買い戻し、見事二宮家を復興させることができました。これが二宮金次郎の「積小為大」の教えの原点となりました。