恥ずかしかった状況の面白いところを探す

それから考えた。

グラディス・マクギャリー『102歳の医師が教える健康と幸せを保つ6つの秘訣』(辰巳出版)
グラディス・マクギャリー『102歳の医師が教える健康と幸せを保つ6つの秘訣』(辰巳出版)

「この状況で、何か面白いことない?」

すると見えてきた。老人ふたりがスーパーの駐車場でやり合っている。それって面白いじゃない! しかもおばあさんのほうは86歳のおじいさんを生意気な若造扱い。それだっておかしい! 考えれば考えるほど、コメディのワンシーンのように思えてきた。高齢者ふたりが食料品の入った袋を巡っていがみ合う。私は車のなかで、お腹が痛くなるまで副腎をくすぐった。

あまりにばかばかしくて、もう恥ずかしくなくなっていた。ひとしきり笑って、羞恥心と後悔を手放した。

次にあなたが何か恥ずかしいと感じたら、その状況の面白いところを探してみることをおすすめする。失敗のどんなところが面白い? 意外だったり、ばかばかしかったり、滑稽だったり。

他の人からはどう見えている? 笑えるとしたらどんなところ? 探してみると、意外と面白い解釈はいくらでも出てくるものだ。

グラディス・マクギャリー(Gladys McGarey)
医師

1920年生まれ。米国ホリスティック医学協会(現:総合医療と健康のアカデミー)の共同設立者・元会長。米国ホリスティック協会の創立メンバーのひとりであり、70年以上にわたってホリスティック医学、自然分娩、医師と患者のパートナーシップを精力的に提唱。2024年に惜しまれながら103歳で生涯を閉じた。