オリジナルシートの作り方
【キーワードシートの5つの問い】
1 このプロジェクトの「名前」は?
まず、これから始まる挑戦に、ワクワクするような名前をつけてあげましょう。名前をつけることで、お子さんはそのプロジェクトに、より一層の愛着と当事者意識を持つようになります。
2 このプロジェクトで「誰が」ハッピーになる?
これは、お子さんの視点を、自分から「他者」へと広げる、非常に重要な問いかけです。対象は、「弟」「おばあちゃん」「クラスの友達」など、身近な人であるほど、お子さんはイメージしやすくなります。「誰かのために」という想いが、挑戦に深い意味と、より強い動機を与えます。
3 「誰が」「いつ」「どこで」「何をする」プロジェクト?
アイデアを、具体的な行動計画に落とし込む質問です。「僕が」「次の週末に」「おうちで」「弟のためのボードゲームを作る」というように、5W1Hを明確にすることで、やるべきことがはっきりと見えてきます。
4 プロジェクトが達成されたら、あなたは「どんな気持ち」になる?
この質問は、お子さんの「内発的動機」と直結します。最高のゴールを達成したときの、自分の「嬉しい」「誇らしい」といった感情を先に想像することで、困難な道のりを乗り越えるための、強力なエネルギーが心の中に生まれます。
5 このプロジェクトで、あなたが「一番大切にしたいこと」は何?
プロジェクトの「核」となる、お子さん自身の価値観を確認する質問です。例えば「弟をとにかく楽しませること」「誰も見たことがないような、すごいデザインにすること」。この「こだわり」こそが、プロジェクトを、誰かの真似ではない、その子だけのオリジナルなものへと輝かせます。
事例:不登校の友人を想うあかりさんの場合
これは、キンダリーの起業家になろう!プログラムで活動しているあかりさんのアイデアに関する事例で、ステップ①で「お友達に、また会いたい。元気になってほしい」という“本当の好き(想い)”が見つかりました。
ステップ①で、お子さんの心の中に「好き」という情熱の火種が見つかったとき、重要になるのが、お子さんの「最高の伴走者」である「メンター」としての関わりです。メンターの役割は、答えを教えることではありません。お子さん自身が、自分の力でアイデアを深め、挑戦を「自分ごと」として捉えられるように、効果的な問いかけを投げかけることです。
続くあかりさんとの対話は、まさにその実践例です。メンターがどのように問いかけることで、あかりさんの漠然とした想いが、明確なゴールを持つプロジェクトへと進化していくのか、そのプロセスにご注目ください。


