雪洲と別れ、泥沼の裁判ざたに

さて、雪洲との将来はなくなったものの、嘘の嫌いな路子には珍しく周囲を欺き関係を続けた。

すでにメディアで喧伝されていたし、『ヨシワラ』の悪評の上にさらなるゴシップを重ねたくなかったためだ。そのうち、雪洲のプロダクション設立の話がなくなり、契約していた監督や俳優が裁判を起こす騒動に発展。路子は愛してもいない雪洲のために巨額の費用を負担することになる。