おたまで油をかけてカリカリに焼いていく

ヨコスジフエダイは色は鮮やかだけれど形は一般的な魚だ。さばく際に注意点はなく、鱗と内臓を除去し、ハブラシで血を洗えば完了。丸ごと焼くので三枚におろすこともない。楽だなあ。

「水気を拭き取ったら、表にも裏にも大きな格子状の切り込みを入れておくこと。骨に到達するぐらい深く包丁を入れるんだよ」

大宮 冬洋(おおみや・とうよう)
フリーライター

1976年埼玉県所沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職。退職後、編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターに。著書に『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せの見つけ方~』(講談社+α新書)などがある。2012年より愛知県蒲郡市に在住。趣味は魚さばきとご近所付き合い。