ゴルフ場の会員になるのは難しくても、練習場であればハードルは低くなります。一流の経営者が利用するゴルフ練習場として有名なのが、東京・目黒にあるスイング碑文谷です。都内一料金が高いといわれており、休日ともなれば、駐車場は高級外車がずらり。ちなみに人気があるのが、休憩中に飲むバナナジュースです。

新参会員がやりがちな失敗とは

プレースタイルにも一流と二流の差が見られます。一流の人はあくまでもゴルフを楽しみます。また、ゴルフの上手い人は一緒にコースを回るメンバーに合わせてプレーすることができます。勝ちすぎず、負けすぎず。これは高等テクニックですが、本当に上手い人はこうしたこともできるのです。

一方、二流の人は勝ち負けにこだわるあまり、ゴルフを楽しむゆとりがありません。また、仕事のためだけのゴルフをするのも二流の人です。人脈づくりができることはゴルフのメリットの1つですが、それに固執するのは一流の人といえないのです。

プレー以外にも一流と二流の違いが明確に表れます。一流の人はゴルフ場の支配人に会ったらきちんとあいさつをしますし、キャディさんやほかのスタッフにも丁寧に接します。

新参会員がついやりがちなのが、ゴルフ場でいきなりビジネスの話をすること。一流の人は基本的に仕事の話は持ち込みません。以前、ある証券会社の社員がゴルフ場で会議を行っていたのですが、たちまち会員から悪評が広がりました。ゴルフ場ではあくまでもスポーツに徹し、仕事の話は別のところでする。一流の人はこうしたことにも気をつけています。 

PIXTA=写真

現在、若いビジネスパーソン、特に男性のゴルフ離れが進んでいますが、もったいないことです。男性と女性が一緒にプレーできる優雅なスポーツとして、また大人の社交の場として、これほど優れた競技はほかにありません。ゴルフをする人が必ずしも一流の人とは限りませんが、一流の人は必ずゴルフをたしなんでいるものなのです。

(構成=百瀬 崇 写真=amanaimages、PIXTA)
【関連記事】
世界を動かす大富豪3人の「3つの共通点」
ゴルフとサッカー、出世に近いのはどっち?
なぜお金持ちは「月イチ」が好きなのか
高級クラブママは見た!お金の使い方、払い方でわかる「人間の器」
必ず得する"安倍首相との接待ゴルフ"の謎