楽天証券での新NISA(旧つみたてNISA)の始め方・買い方の手順は?口座開設〜積立設定までを解説
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楽天証券は、証券総合口座数が1,100万を超える人気のネット証券会社だ(2024年4月現在)。楽天証券で新NISAつみたて投資枠(旧つみたてNISA)を始めようとして、手続きを進めている人もいるだろう。

初めて口座開設するときは、手順が分からなくなったり、見慣れない用語が出てきたりして迷うことがある。

特に、楽天証券は口座開設時に楽天の関連サービスに申し込むかどうかを決める必要があるため、戸惑う人も多い。

そこで本記事では、楽天証券で新NISA口座を開設する方法とつみたて投資枠での銘柄の買い方を画像つきで分かりやすく解説する。

記事後半ではお得なキャンペーンと口座開設後のおすすめの積立設定も紹介するので、ぜひ活用してほしい。

目次

  1. 楽天証券での新NISA(旧つみたてNISA)の始め方【口座開設の方法をスマホ画面で解説】
    1. ①メールアドレスの登録
    2. ②本人確認書類の提出
    3. ③名前や住所の入力
    4. ④特定口座・NISA口座の選択
    5. ⑤楽天サービスの申し込み有無の選択
    6. ⑥パスワードの設定
  2. 楽天証券での新NISAつみたて投資枠(旧つみたてNISA)の買い方
    1. ①楽天証券にログインする
    2. ②投資する銘柄(ファンド)を選ぶ
    3. ③積立設定する
    4. ④目論見書を確認する
  3. 楽天証券の新NISA口座開設キャンペーン【2024】
  4. 【お得な始め方】楽天証券のおすすめ設定・入金方法
    1. クレカ積立用のクレジットカードを登録する
    2. 楽天銀行と連携する
  5. 楽天証券の新NISAでよくある質問

楽天証券での新NISA(旧つみたてNISA)の始め方【口座開設の方法をスマホ画面で解説】

まずは、楽天証券で新NISA口座を開設する流れを見ていこう。手順は次のとおりだ。

楽天証券で新NISAを始める方法.png

楽天証券のNISA口座開設にかかる日数は、通常2〜3週間程度だ。NISA口座の場合は税務署で審査が行われるため、総合口座のみを開設する場合に比べると、多くの日数がかかる。

ただし、楽天証券での審査が完了した時点でNISA口座が「仮開設」されるため、実際は最短で翌営業日から取引可能だ。

①メールアドレスの登録

まず、楽天証券の公式サイトから「今すぐ口座開設する」(スマホサイト)「NISA口座開設はこちら(無料)」(PCサイト)を選択する。

\人気のNISA口座/

楽天_LP画面.png
画像引用:楽天証券公式サイト

楽天会員登録の有無を選択する画面が表示される。

楽天_口座申込フロー.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト

楽天会員の場合は「楽天会員の方」を選択することで、登録しているメールアドレスなどの情報が自動入力される。楽天会員でない場合はメールアドレスを入力する。

楽天_メール登録.png
画像引用:楽天証券公式サイト

登録したメールアドレスにURLが届くURLをクリックすると登録手続きに進む。

②本人確認書類の提出

本人確認の画面に遷移するため、国籍と提出する本人確認書類を選択する。

楽天_本人確認書類.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト

本人確認書類の提出方法には、「スマホで本人確認」と「書類アップロードで本人確認(スマホまたはPC)」の2種類がある。

スマホで本人確認を選べば、その場で本人確認書類と顔写真を撮影し、アップロードするだけで口座開設が完了できるためおすすめだ。

さらに、マイナンバーカードを本人確認書類として撮影すれば、口座開設後の初期設定時に必要なマイナンバーカード登録を省略できる。

■本人確認書類の提出方法
本人確認方法 本人確認書類 初期設定時のマイナンバー登録
スマホで本人確認 マイナンバーカード 不要
運転免許証 必要
書類アップロードで本人確認(スマホまたはPC) マイナンバーカード運転免許証住民票の写しなど 必要

③名前や住所の入力

本人確認書類の提出が終わると、名前や住所などの入力画面に遷移する。

楽天会員の場合は自動で情報が入力される。ただし、提出した本人確認書類の内容と情報が一致しない場合は口座開設に時間を要することもあるため、内容に誤りがないか確認しよう。

楽天_情報入力.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト
楽天_情報入力詳細.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト

④特定口座・NISA口座の選択

特定口座の選択画面になると、3つの選択肢が表示される。会社員などで源泉徴収されており、確定申告を自分で行う必要がない人は「開設する(源泉徴収あり)」を選択するとよい。

確定申告を行う必要がある場合は「開設する(源泉徴収なし。確定申告が必要)」を選択する。

楽天_納税方法選択.png
画像引用:楽天証券公式サイト

NISA口座は「開設する」を選択する。

楽天_nisa口座開設有無.png
画像引用:楽天証券公式サイト

なお、NISA口座を同時に開設できるのは一つの金融機関のみとなっている。もし、すでにほかの銀行や証券会社でNISA口座を所有している場合は「他社から乗り換える」を選択しよう。

⑤楽天サービスの申し込み有無の選択

最後に他の楽天サービスの申し込み有無を選択する。

楽天_銀行口座申し込み有無.png
画像引用:楽天証券公式サイト

選択が必要なサービスは、「楽天カード」、「楽天銀行」、「楽天FX」、「信用取引口座」の4つだ。

このうち、楽天カードと楽天銀行は証券口座と同時に申し込むのがおすすめだ。

楽天カードを使って新NISAつみたて投資枠で投信積立をすることで、月10万円までの積立金額に対してポイント還元を受けられる。証券口座へ入金する手間も省けるので、使わない手はないだろう。

また楽天銀行も、楽天証券と口座を連携する「マネーブリッジ」の登録をすれば、資金移動がスムーズにできる。普通預金残高300万円以下の部分の金利が通常の5倍となるメリットもある。

一方、楽天FXと信用取引の口座に関しては、新NISAの取引のみを考えている人にとっては不要だ。後からでも申し込みできるため、必要になった際に口座を開設するとよいだろう。

⑥パスワードの設定

最後に楽天証券にログインする際のパスワードを設定して、重要書類へ同意したら手続きは完了する。

審査完了後、最短翌営業日にログインIDがメールで送付され、各口座で取引できるようになる。

\簡単6ステップで始められる/

楽天証券での新NISAつみたて投資枠(旧つみたてNISA)の買い方

新NISAつみたて投資枠で投資信託を買うためには、スマホやPCのブラウザで操作する必要がある。

ここからは楽天証券の口座開設後、スマホのブラウザから新NISAつみたて投資枠で投資信託を買い付ける方法を紹介する。

なお、楽天証券は2024年11月12日現在、スマホアプリで投資信託を購入できない。2024年内に新たなスマホアプリ「iGrow™」がリリース予定で、こちらで投資信託の購入・積立設定ができるようになる見込みだ。

iGrowには、楽天証券以外の楽天サービスで保有している資産を一括管理できる機能も搭載される。楽天証券は従来からアプリの使いやすさに定評があるため、さらなる利便性の向上が期待できる。

①楽天証券にログインする

まず、楽天証券の公式サイトにログインする。

楽天_ログイン.png
画像引用:楽天証券公式サイト

②投資する銘柄(ファンド)を選ぶ

トップページからNISAを選択し、銘柄の検索画面を開いて投資する銘柄(ファンド)を選ぶ。

楽天_nisa.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト

すでに投資する銘柄が決まっている場合は、ファンド名で検索しよう。銘柄が決まっていない場合は上部の「探す」から検索するとよい。

楽天nisa_探す.png
画像引用:楽天証券公式サイト
楽天_銘柄選択.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト

銘柄を選択すると、以下の画面が出てくるので、「積立設定」を選択する。

楽天_積立銘柄選択.png
画像引用:楽天証券公式サイト

③積立設定する

「積立設定」を選択し、毎月の積立金額を入力する。

楽天nisa_積立金額設定.png
画像引用:楽天証券公式サイト

金額入力後、引き落とし方法を選択する。おすすめはポイントが貯まる「楽天カードクレジット決済」もしくは「楽天キャッシュ(電子マネー)」だ。

楽天nisa_引落方法選択.png
画像引用:楽天証券公式サイト

クレジットカード決済の場合、「積立指定日」は選択できずあらかじめ設定された日にちとなる。

楽天カードの投資信託積立買付日
  • 2021年6月19日以前にはじめて積立をした場合:毎月1日(固定)
  • 2021年6月20日~2024年8月24日にはじめて積立をした場合:毎月8日(固定)
  • 2024年8月25日以降にはじめて積立をした場合:毎月12日(固定)

楽天キャッシュ、もしくは楽天銀行マネーブリッジを選択した場合は毎月1日〜28日の中から日付を指定する。

その他金融機関を選択した場合、毎月7日か24日を選択できる。また、特定の月に積立金額を増やす「ボーナス設定」も可能だ。

④目論見書を確認する

全ての設定が完了すると、目論見書の確認画面になる。

目論見書とは投資信託の説明書で、投資の判断に必要な重要事項が書かれているため、購入前に一度目を通しておこう。

楽天nisa_目論見書確認.png
画像引用:楽天証券公式サイト

確認が終わると、積立決済の手続き完了画面に遷移し、操作は完了だ。

楽天証券の新NISA口座開設キャンペーン【2024】

楽天証券では2025年2月28日まで、条件達成でもれなく5,000ポイントが受け取れる「NISAデビュー&のりかえキャンペーン」を開催中だ。

楽天証券の新NISA口座を開設したら、公式サイトからエントリーしよう。以下の条件を全て達成した場合にポイントが付与される。

ポイント付与の条件
  • 2025年2月28日(金)までに楽天ポイントコースを設定し、特典付与時(2025年6月末頃予定)まで楽天ポイントコース設定を継続
  • 2024年9月27日(金)~2025年3月12日(水)に、NISA口座で「楽天カードクレジット決済」で合計4万円以上の投信積立設定
  • 2025年4月にNISA口座で「楽天カードクレジット決済」で合計4万円以上の投信積立約定

エントリー順で先着6万人限定のキャンペーンなので、早めに申し込もう。

\キャンペーンは9月まで/

【お得な始め方】楽天証券のおすすめ設定・入金方法

楽天証券で新NISAを始める前にしておくべき設定を2つ紹介する。

楽天証券の必須設定.png

楽天証券で新NISAつみたて投資枠の取り引きを始める際には、積立設定が必要だ。積立設定の方法には、クレジットカード決済(楽天カード)、証券口座からの引き落とし、楽天キャッシュ(電子マネー)決済がある。

証券口座からの引き落としの場合、入金方法として「マネーブリッジ(自動入出金)」「らくらく入金」「リアルタイム入金」「通常振込入金」の4つから選択できる。

積立方法で特におすすめなのがクレジットカード決済と、マネーブリッジ(自動入出金)を利用した引き落としである。

これらを使うメリットは、投資資金を都度入金する手間が省けること、ならびに手数料がかからないことだ。

■楽天証券の積立方法(投資信託積立の場合)
入金方法 入金手続き 入金手数料 楽天ポイントの付与
クレジットカード決済 不要 無料 あり
証券口座からの引き落とし マネーブリッジ(自動入出金) 不要 無料 なし
らくらく入金 必要 無料 なし
リアルタイム入金 必要 無料 なし
振込入金 必要 有料 なし
楽天キャッシュ決済 不要(※) 無料 あり
※楽天キャッシュへのチャージは必要

クレカ積立用のクレジットカードを登録する

楽天証券の新NISAつみたて投資枠で投信積立をするなら、クレカ積立用のクレジットカードを登録しておこう。

クレカ積立とは、投資信託の積立投資をクレジットカードで決済することで、積立金額に応じたポイントが貯められるサービスだ。

クレカ積立とは_楽天カード.png

決済方法をクレジットカードにするだけで入金の手間が省略でき、ポイントを貯められるため、投資信託の積立投資をする人は使わない手はない。

楽天証券は楽天カードによるクレカ積立に対応しており、銘柄やカードの種類に応じて積立金額の0.5%〜1.0%の楽天ポイントが付与される

楽天カード_クレカ積立.jpg

例えば、通常の楽天カードで毎月3万円のクレカ積立を続ければ、1年間で1,800ポイントを獲得できる。

クレジットカードの登録手続きは公式サイトから行うことが可能だ。

マイメニューの「お客様情報の設定・変更」から、各商品に関する設定の「投資信託」を選択。

楽天_投資信託.jpg
画像引用:楽天証券公式サイト

「投信積立:引落設定」画面の楽天カードクレジット欄にある「変更」ボタンから、クレジットカード情報を登録できる。

楽天_クレカ登録.png
画像引用:楽天証券公式サイト

楽天銀行と連携する

楽天銀行との連携も、新NISAを始める前にやっておきたいおすすめの設定だ。

楽天銀行の口座を開設して楽天証券と連携する「マネーブリッジ」に登録すると、次の3つのメリットを得られる。

マネーブリッジの3つのメリット
  • 資金移動の手間が省ける
  • 高金利で預金できる
  • 楽天ポイントが貯まりやすくなる

通常、楽天証券で金融商品を購入するには銀行口座から証券口座に資金を移動する必要がある。

マネーブリッジの登録をすれば、楽天銀行の預金残高が自動で証券口座残高に反映されるため、資金移動の手間をかけずに取引ができる。

また、マネーブリッジの登録をすると、楽天銀行の普通預金金利が通常の最大5倍にアップする。

そのため、銀行預金でできるだけ多くの利息を受け取りたい人にも、楽天証券と楽天銀行の連携はおすすめだ。

さらに、マネーブリッジの登録をして「ハッピープログラム」にエントリーすれば、楽天ポイントも貯まりやすくなる。

ハッピープログラムでは、預金残高や取引件数によって最大でATM手数料(※)が月7回無料、他行振込手数料が月3回無料、さらに楽天ポイントの獲得倍率が3倍に上がる

他行からの振り込みや他行への振り込み、ATMからの入出金、給与・賞与・年金の受け取りなどをすることで楽天ポイントを獲得できるため、楽天ポイントを貯めたい人にもメリットがある。

楽天銀行口座は無料で開設でき、マネーブリッジは楽天証券の公式サイトにログイン後、TOPページから簡単に登録できるので、ぜひ設定しておこう。

楽天証券_マネーブリッジ.png
画像引用:楽天証券公式サイト
※ATM手数料=預け入れや引き出しの際に要する手数料、振込手数料

\楽天銀行との同時開設はこちら/

楽天証券の新NISAでよくある質問

楽天証券の新NISAつみたて投資枠でおすすめの銘柄は?

楽天証券の新NISAつみたて投資枠でおすすめの銘柄は、次の10本だ。

楽天証券でおすすめの銘柄
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(略称:楽天・オールカントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・S&P500インデックス・ファンド(略称:楽天・S&P500)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
  • ひふみプラス
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

純資産が100億円以上あり、信託報酬が低く、過去の運用成績が比較的良い銘柄を厳選した。人気の銘柄も多く含まれているので、銘柄選びに迷っている人は「楽天証券の新NISAつみたて投資枠でおすすめの銘柄10選」の記事も参考にしてほしい。

楽天証券の総合口座とNISA口座の違いは?

総合口座とNISA口座は「取引で得た利益に課税されるかどうか」という点に違いがある。総合口座で取引した場合、売買益や配当金・分配金に対して20.315%の税金が課されるが、NISA口座で取引した場合は課税されない。
また、総合口座は楽天証券で取引を始める際に全員が必ず開設しなければならないが、NISA口座は開設するかどうかを選べるという違いもある。

楽天証券でNISA口座を開設するデメリットは?

楽天証券のNISA口座は手数料も安く、取扱銘柄も豊富であり、口座開設に大きなデメリットはない。ただし、楽天証券の評判を見ると以下のような声もある。

楽天証券の悪い評判
  • ポイント制度が改悪された・わかりにくい
  • 期間限定ポイントはポイント投資に使えない
  • カスタマーサポートの電話窓口が繋がるまで時間がかかる場合がある

楽天証券には、楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコースの2種類がある。それぞれ貯まるポイントの種類やポイントの使い道が異なるため、どちらを選ぶべきか迷う可能性がある。
また、クレカ積立のポイント付与率やSPU条件などは変わることがあるため、思ったよりもポイントが貯まりにくいと感じることもあるかもしれない。
電話サポートの受付時間は、午前8時半〜午後5時(土日は午前9時〜午後5時)に限られている。そのため、特定の時間帯に問い合わせが集中し、電話が繋がりにくくなるケースもあるようだ。