10割ではなく、4~7割でOK

戦略的ほったらかし教育メソッド①四七思考

子どもにとっての重要事項は、今が楽しいかどうかです。

だから、大人同士で話すのと同じような説明を子どもにしても、なかなか通じません。たとえば、大人は逆算思考が強いので、「来年になって困るから、今のうちに勉強をしておきなさい。なぜなら〜」といった説明をする傾向があります。しかし、子どもは今ここ思考なので、こうした説明にはピンときません。

けれども、たくさんのお母さんたちの話を聞いていると、「子どもにちゃんと説明をしなくちゃ」「わかってくれないのは説明が足りないのかも」と思っている人がとても多くいます。

たしかに、子どもを一人の人間として尊重して説明をする姿勢はとても大切です。でも、何から何まで100%説明する必要はありません。多くの親は、「十割思考」で説明しすぎたり完璧を求めすぎたりして、しんどくなっています。

そこで、戦略的ほったらかし教育で大事にしているのが「四七思考」です。

親が一生懸命説明しても、子どもはどうしてもイメージできないことがあります。そのため、あえて説明しないことも重要だと考えています。説明は4〜7割でOK。残りは説明せずに子ども自身で考える余白にしておくのです。

お父さんお母さん自身も意味を説明されればされるほど複雑でややこしくなり、やりたくなくなるといった経験はないでしょうか?

子どもが理解していないからといって、何回も何回も繰り返し説明していると煙たがられます。

だから、「四七思考」は一つの基準として重視しています。

親自身も「完璧」を目指さなくていい

そもそも最近の子育ての論調として、“マジすぎること”が、気になっています。「子どもと向き合う」「子どものために」という視点はとても大切。

しかし、あえて放っておくことで子どもが勝手に習得したり突破したりと、自分で成長することは大いにあります。すべてを説明してわからせようとするよりも、わからないながらもやってみることが大事なこともあるでしょう。

また「四七思考」は、親自身に対する考え方でもあります。「○○をしよう」と思ったことが、必ずしも100%できなくても問題ありません。4〜7割できていれば十分だと考えるようにしてください。

たとえば、子どもの自主性を高めるために「宿題はやったの?」と親が口出しをしないと決めたとします。しかし、つい注意してしまった場合でも自分を責めすぎず、目標の4〜7割が達成できていればOKと捉えましょう。

完璧を求めてしまうと、自分に対してダメ出しを続けることになり、精神的に疲れ果ててしまいます。その結果、日常生活が回らなくなる可能性もあります。

「四七思考」とは、理想を持ちながらも少しでも達成できた自分を認めることで、無理をせずに子育てを続けられるようにする考え方なのです。