「お金を払っているのは親なんだからすべて言う通りに」はNG
スマホやゲーム機は、子どもが自分でお小遣いやお年玉を貯めて買ったということもあるかもしれませんが、親がお金を出しているケースも多いと思います。その場合、「お金を払っているのは親なのだから、文句を言う筋合いはない。すべて親の言う通りにしなさい」と言いたくなるかもしれませんが、ちょっと立ち止まってみてください。
親が子どもに関わるお金を払うことは、親が子どもを持つ判断をした時点で請け負った、当然の責任です。子どもに対する「貸し」が発生するわけではないので、見返りを期待したり、それを利用して子どもをコントロールしようとしたりすることがあってはならないと思います。
もちろん当然の責任と言っても、お金を稼ぐことは簡単なことではなく、たくさんの苦労や困難が存在しますから、どんなに当然であっても、子どもから親への感謝はあって然るべきでしょう。でも、そのことと、「だから親の言う通りにしなさい」と親の意向を押し付けるのは、別物であることは忘れてはならないと思います。
約束が守れなければ取り上げることも
一方で、親が子どもにスマホやゲーム機を買って使うことを許しているのは、「あなたが、SNSやゲームに夢中になりすぎて、勉強などの『やるべきこと』をおろそかにしたり、睡眠時間を削ってしまったりすることなく、約束を守って、頻度や付き合い方を調整しながら適切な使い方ができるだろうと信じたからなんだよ」ということを、伝える必要はあるでしょう。そのうえで、対話をしながら約束事を決め、「ちゃんと約束を守りながら楽しむことができることを、自分で証明していってほしい。もし約束が守れないなら、機器を取り上げることもある」ということも、あらかじめ伝えておくといいでしょう。
親の方もある程度、子どもたちがデジタル機器をどんな風に使っているのか、どんな危険性があるのかを、学んでおく必要はあると思います。子どもが有害なサイトにアクセスできないように制限をかけるフィルタリングや、子どもが使っているデジタル機器の機能を管理するペアレンタルコントロールなどの機能を活用してもいいでしょう。

