「約束を守りながら使えることを見せてほしい」
具体的なルールの中身については、子どもの年齢や性格、好みなどにもよるので一概には言えませんが、「1日○時間」「○時から○時まで」など、利用時間を制限したり、「家族で出掛ける時には見ない」「食事中は見ない」「寝る時にベッドの中で見ない」などのルールを設けるのはいいと思います。
我が家でも先日、息子が、これまで許していなかった、あるゲームをやり始めたいと言ってきたのですが、じっくり話し合ったうえでOKにしました。その際、「ゲームを開発して売っている人たちとしては、使う人になるべく長時間使わせたいし、なるべく課金してほしいので、途中でプレイするのをやめさせないようにしたり、いろんなキャンペーンをしてどんどん課金したくなるような仕組みを作ったりしているんだよ。だからあなたも、プレイし始めると『途中でやめたくない』『課金してみたい』と思うかもしれない。でも、そこで踏みとどまることができず、宿題を後回しにしたり、チェロの練習ができなくなったりするのはよくないよね。ちゃんと約束を守りながら楽しむことができるということを、ママに見せてほしい」といった話をしました。
子どものプライドをくすぐってみても
SNSやゲームの仕組みについて話し合い、スマホやゲーム機、SNSやゲームなどを“仮想敵”にするという手もあります。これらを作り、売っているのは、資本主義社会の中で巨額マネーを稼ぐ大企業です。人びとをいかに夢中にさせるかを考え、利用時間を増やすことで収益を増やそうとしているわけですから、「その罠にはまって、カモになってしまうのは悔しいよね」と、子どものプライドをくすぐってみるのです。特にティーンエイジャーは、大人や社会に自分の行動をコントロールされるのを嫌うことが多いので、効果があるかもしれません。

