受験間近の子供に犬の散歩をさせたワケ
Q 浪人生の子供を持つ母親です。子供はちゃんと勉強しているのですが、今年合格できなかったらと思うと私もすごく不安です。私が子供にしてあげられることは何かあるでしょうか?[浪人生男子の子供を持つお母様]
A 「笑顔でいること」、これ以外にはないと思います。親がとにかく明るい状態でいることは、きっとプラスになるはずです。
例えば僕の場合、浪人中ってめっちゃ暗かったんですよね。浪人して合格するイメージがまったく湧かず、精神的に非常に落ち込んでいる僕に対して、母は朝になると勝手に部屋に入ってきて、カーテンを開けて窓を全開にして、「とにかく日光を浴びなさい」って言ってました。
また、どんなに受験が近付いてきても、犬の散歩に駆り出されました。「僕は勉強しなきゃいけないんだけど……」と愚痴を言っても、「あんただって、家族として犬の世話くらいしなきゃダメでしょ」と怒るんですよ。
そうやって犬の散歩に一緒に行っても、僕の心はまったく晴れません。ため息をついたり、「もうダメだ」と口にしたりして、どんよりした空気で散歩していました。そんなときには、母に「うるさい」と叱られるのです。
ちょっとでもネガティブなことを口にすると、「私まで気分が悪くなるから、そういうことを言うな」と。
そして、「今度そうやって後ろ向きなことを言ったら、その都度、お小遣い100円ずつ減らすからね」と言うのです。そして散歩中にネガティブなことを言うたびに、これみよがしに「あ、チャリンね」と言っていじってくるんですよ。
今思うと、ああやって親がポジティブに振る舞ってくれていたことが一番良かったと思います。母親が暗い顔をしていると、それが子供にも伝播することだってあります。無理やりにでもポジティブに振る舞って、嫌がられてもいいからぐいぐい子供を外に連れ出すこと。これが一番じゃないでしょうか。


