家族みんなで「勉強時間」を作る

つまずいている部分がわかれば、そこを教えてあげることで、つまずきを解消することができます。正解すれば楽しくなるので、また勉強にも前向きになるのではないでしょうか。

親は、テストや宿題を見ると、「合っているか、合っていないか」だけを見がちです。しかし、そうではなく「どんなことに引っかかって、何を間違えているのか」を丁寧に見てあげてください。そこから次につながっていくのだと思います。

ちなみに、うちの子の場合は、「いつ勉強していいのか」がわからなかったようです。

勉強しなければいけないことはわかっているけれど、友達から誘われたら遊びに行くし、食事のときは家族と団らんして時間を過ごす、そうこうしているうちに夜になってしまうので、寝なくてはならない。それで困っていたそうです。

それがわかれば、家でいつの時間を勉強時間にすればいいのか子どもと話をして、決めたら家族もそれに協力しましょう。1日は24時間しかありません。その中でどう勉強時間をつくるかは、親の役目だと思います。子どもが勉強したいと思っていても、親がテレビを見ていたりして落ち着かない、ということもあるかもしれません。勉強時間は家族でつくるものでもあると思います。

ただし、特に小学生の場合、勉強時間として長い時間をとる必要はないのではないでしょうか。自分で集中して取り組んでいるときは別ですが、2時間以上連続して勉強するのはムリではないかと思いますし、無理強いして苦痛になっても困ります。

勉強はできてもせいぜい2時間だと思います。