50年前、地元の新聞が小学生に取材した第一報の内容

見出しには「甲府にUFO出現⁉ 山城小の3人目撃 肩たたかれドキリ」とある。

円盤を見たのは山城小二年のK君(編集部註:新聞では実名)と山畑(原文ママ)克博君(七つ)の二人。二人の話では、二十三日午後七時ごろ、甲府市上町の日の出団地付近でローラースケートで遊んでいると、上空にカチカチ音を鳴らしてオレンジ色に光る物体二個を発見。大きい方は愛宕山方面に飛び去ったが、残りの一個が団地裏のブドウ畑の支柱のすき間を通ってぶどうだなの下に着地した。二人が近寄って見ると、長さ約五メートル、高さ約二・五メートルの大きなもの。二人が怖くなって帰ろうとすると、“円盤”の横が開いて身長約一・三メートル、目と口がなくキバが三本生えて全身銀色に輝く“宇宙人”が降りて来た。円盤の中にはもう少し小さい宇宙人がいた。
「山梨日日新聞」1975年2月25日付

現在50代になった山畠克博さんがYouTubeで語ったところによれば、山畠さんといとこのK君が小学校でこのことを黒板に絵を描きながら報告し、さらに同じクラスの少年(8歳)も(新聞によれば、団地からさほど遠くない甲府バイパスを家族と車で走っていたときに)、光る物体が団地の方に行ったのを目撃したと証言したことから、「尋常な話ではない」として校長が山梨日日新聞に連絡したのだという。