「明日やること」は前日の夜に考える

100冊中12冊に、「今日やることを今日決めない」というアドバイスが記されてありました。

明日やることを今夜のうちに考えておけば、「脳のゴールデンタイム(=朝)を有効に使える」ようになります。

朝、目覚めてからの2、3時間は脳が活発に働くため、この時間に1日の予定を考えるのはもったいない時間の使い方です。

朝のスタートダッシュを決めることができれば、仕事の効率もアップします。朝の時間帯は集中力が高いからです。

脳
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1日は「前の晩から」スタートする

吉武麻子さんの『目標や夢が達成できる1年・1カ月・1週間・1日の時間術』(かんき出版)には、「前日のうちにスケジュールを立てる場合と、立てなかった場合を比べると、タスクの完了時間に1時間以上の差が生まれることもある、と言われています」と書かれてありました。

「1日は『前の晩から』スタートする」「1日の終わりが翌日の始まり」と主張する著者もいます。弁護士の伊藤真さんと、教育コンサルタントの塚本亮さんです。

「私の一日のスタートは、前の晩からだ。

藤吉豊・小川真理子『「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)
藤吉豊・小川真理子『「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)

夜の講義が終わり、会社の自分の仕事部屋に戻ってくるのが、毎日だいたい夜十一時すぎ。ここから、『翌日やらなければならないこと』を考える」(伊藤真『夢をかなえる時間術』/サンマーク出版)

「『すぐやる人』は、1日の終わりが翌日の始まりだと考えているので、帰宅前に資料の整理をしたり、机を整理整頓したりしています。

そして、やることリストを作成し優先順位をつけて、翌日の流れを30分単位で予定を調整し、書き出しておくことで、翌日の朝一番から取りかかれるように頭と心の準備をしておきます」(塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』/明日香出版社)