【小学6年生】スケジュール例

●ポイント
・帰宅後は休憩時間とし、しっかり睡眠を確保。勉強は朝型に!
・講習前に大まかなスケジュールを確認し「得意にしたい単元」をピックアップ
・朝のうちに、前日の復習+宿題を
・最後の1週間は理科・社会・国語の語句の暗記に集中! 演習は「一発正解」を目指そう

さらに、学年共通で、スケジュールに組み込んでほしいものが2つあります。ひとつは、朝15~20分の計算と漢字です。計算は1日欠かすと正確性が落ちますし、語彙力は中学入試の読解に欠かせない要素です。朝の勉強を習慣化することは、生活リズムを安定させることにもつながります。

もうひとつは当日の振り返りや、翌日への意気込みを記入するスペースを設けること。日中は忙しくて子供に声掛けできない親御さんも、出勤前に、付箋などで子供にポジティブな言葉をかけコミュニケーションを深めましょう。毎日の一言は、親が思う以上に子供の力になるはずです。

夏期講習後に成績が伸びる子、落ちる子…決定的な違い

夏休み明けにグンと力を伸ばしたA君。彼は不思議なことに夏の間ずっと元気だったんですよね。実は、これがとても大切なことです。逆に成績の下がった子は、勉強を詰め込み過ぎてか、睡眠不足か、どんどん元気がなくなっていくように見えます。

A君はしっかり遊んでいました。そのため、その日の分の勉強がやりきれない日もありました。しかし、取り組んだ分に関しては1つずつ丁寧に理解して進めたようです。

さらに、毎朝学習の時間をちょっと増やし、暗記に当てていました。後回しにしがちな暗記分野ですが、ここを夏に強化できると大きいです。

彼の場合「今日は理科10分、明日は社会10分」と予定を決めて確実に覚えるようにしていました。勉強と遊び、しっかりとメリハリをつけることが、子供を疲れさせず伸ばすコツです。