まずは学校のワークを3回転!
ここで質問です。
自分でつくった計画表は、図表3の計画の「見える化」シートの下にある①〜⑤を意識していますか?
また、それらを実践する時間的な余裕はありますか?
じつは、これらの①〜⑤は、定期テストで結果を出すのと同時に、実力テストで偏差値70超を達成することにもつながっているのです。
①学校のワークは、最低3回転しよう!
学校のワークを完璧に解けるようになれば、基本的にどの教科でも80点以上が狙えます。
最低3回と書きましたが、得意教科と不得意教科で違いがあってもかまいません。
たとえば、得意な数学は2回転、苦手な社会は5回転といった具合ですね。
塾に通っている場合は、すでに塾の数学の授業や宿題で演習をし、さらに学校でも問題を解いているでしょう。
そこで数学が得意となれば、2回転で完璧になるケースもあります。
得意な教科に関しては、臨機応変に対応してください。
②1教科につき2冊以上のテキストを完璧にしよう!
基本は、あくまでも学校のワークを繰り返し解いて、1冊を完璧にマスターすることです。
しかし、定期テストで、必ず学校のワークの問題と同じ問題が出題されるとは限りません。そのためにも2冊目、3冊目などのテキストを利用し、多くのパターンの問題に触れて、定期テストで初めて目にするタイプの問題を減らしておきましょう。
2、3冊目のワークは学校のワークをクリアしてから
③3週間前までに学校のワークを1回解こう!
学校のワークを解くのに、1周目に時間をかけすぎてしまう生徒がいます。
ワークを解く際の注意点としては、「調べながら解かない」「わからない問題は、すぐに解答・解説を読んで、問題番号にチェックを入れる」などがあげられます。
④1週間前までに学校のワークを3周しよう!
学校のワークの2周目からは、1周目に解けずにチェックをした問題のみ解くようにしてください。さらに3周目は、2周目でも解けずにチェックをした問題のみ解くようにしましょう(得意教科の場合は、2周目で終わっても大丈夫です)。
⑤1週間前〜当日は2冊目のワークや3冊目のワークを完璧にしよう!
学年1位や偏差値70超を目指すなら、ぜひ2冊目、3冊目のワークに取り組んでみることをお勧めします。
ただし、学校のワークの反復が足りずに、まだ完璧になっていない場合には、ムリに2冊目に取り組む必要はありません。
以上、学年1位や偏差値70超の生徒の多くは、ここで説明した①〜⑤をしっかり行っています。
計画した段階で、学校や塾のワークの反復の余裕がないと思った場合は、定期テストの勉強を始めるタイミングを早めるなどの工夫をしてください。