必ず誰かが見守ってくれている

もうひとつ、この言葉に込めた大切な思いがあります。

神垣しおり『逃げられる人になりなさい』(飛鳥新社)
神垣しおり『逃げられる人になりなさい』(飛鳥新社)

私たちはつい、自分はひとりきりだと思いがちです。しかし、苦しいときや思いどおりにいかないときでも、必ず誰かがどこかで見守っていてくれます。

その誰かとは、人智を超えた偉大なるなにか。サムシング・グレートとでもいうべき存在かもしれません。その偉大な存在に、私たちは生かされています。

この言葉には、そのことへの感謝と祈りを託しているのです。

また、苦しみをひとりで背負うのではなく、時には、その存在を頼りにしてもいいのではないか。そんな思いも込め、読む方が少しでもホッと心を休ませてくださるようにと、いつも祈りつつ書いています。

神垣 しおり(かみがき・しおり)
ノートルダム清心中・高等学校校長

広島県出身。ノートルダム清心中・高等学校卒業後、広島大学教育学部在学中に、香港大学人文学部留学を経験し、国際協力・支援も志す。広島市立中学校教員(臨時採用)を経て、1983年よりノートルダム清心中・高等学校社会科教員として勤務。仏教大学通信制により、宗教科の免許取得後、2004年より宗教科も担当。2018年よりノートルダム清心中・高等学校の校長を務める。