義理の両親に無理して合わせる必要はないが関係は良好に

離れて暮らしているからこそ、誕生日や父の日・母の日などに贈り物をしたり、イベントごとに子どもの成長を写真や動画で見せたりというコミュニケーションは大切にしたいものです。帰省を断り、会える機会が減る分、意識をして「大切に思っている」ことを伝えてよい関係を保ちましょう。

いかがでしょうか。いくら帰省は気が重いからといって、「帰省したくない」とストレートに伝えるわけにもいきません。もちろん、私の周りには仲の良い義母と嫁もいます。ただ、こればかりは相性というものがあると思いますので、無理に合わせるとストレスが溜まってしまうという方は、上手な断り方を探ってください。いずれにしても、帰省を楽しみにしている義父母に断るのであれば、全く角が立たない断りは難しいと思いますので、どうぞご家族と相談をした上で、なるべく気分を害さない伝え方をしてみましょう。

阿隅 和美(あすみ・かずみ)
WACHIKAコミュニケーションズ代表

青山学院大学経営学部卒業。中部日本放送アナウンサーを経て、NHK衛星放送キャスターとして、株式市況、世界のトップニュースを10年担当。20年にわたり、スポーツ、経済、情報番組に関わる。アナウンサー名は瓶子和美。現在は、TV現場で培った技術を活かし、ビジネス現場でコミュニケーション力を発揮し、成果を出す人材を育成する研修、講座、講演を行っている他、経営層・管理職、エグゼクティブリーダー向けプレゼン・スピーチのパーソナルトレーニングやコンサルティングなどを実施している。著書に『心をつかみ思わず聴きたくなる話のつくり方』(日本能率協会マネジメントセンター)、『仕事ができる人の話し方』(青春出版社)があり台湾でも翻訳されている。ホームページ