「帰省できなくて残念です」という気持ちをにじませる

帰省できない理由を伝える時には、「申し訳ないのですが」「本当は行きたいのですが」など残念さを伝える「クッション言葉」を挟むと、断りの印象が緩和されます。

また、お断りをするときには「行けません」ではなく「行けないのですがいいですか」と疑問形にするのもポイントです。「いいですか?」と聞かれたら、さすがに「ダメ」とはいいにくいものです。

もうひとつ肝心なのは、「またの機会に伺います」「今回は行けないけどお正月は帰省します。いいですか?」等、必ず気遣いの一言を添えるのも忘れずに。与える印象が変わります。

「実は、私、どうしても仕事を休めなくて、お盆に帰省できないのですが、○○(こどもの名前)はすごくおじいちゃん、おばあちゃんに会いたがっているので、もしよければなんですが、子どもと夫で帰ってもいいですか? 私は、また別の機会にお顏を見にいきます」

義父母が嫌でなければ、帰省の代案として旅行に誘う手も

お盆の時期に夫の実家で過ごすのが、気が重くなる理由であれば、顏を合わせる場所と時期を変えてみてはいかがでしょうか。もし、お盆の時期の帰省で何日もいるのは嫌だけど時期をずらして1泊ぐらいなら一緒に過ごしてもいい場合や、親戚の集まりが苦手、実家にいると家事の手伝いをしなければならず疲れるというのが帰省したくない理由なら、代替案として旅行に誘ってみるのもいいでしょう。

時期を外せば宿泊費が安くなるところもありますし、現地集合、現地解散で部屋を別にすれば、ご飯の時間だけ顏を合わせれば済みます。また、数時間観光で一緒に過ごす程度なら、生活や子育てに深く干渉するような会話にもなりにくいでしょう。

まずは、夫に「家族でお盆シーズンに帰省するより時期をずらした温泉旅行のほうがリーズナブルで楽しい」と提案をしてみましょう。もし理解が得られたら、義母に「いつもお疲れになっているので、今年は温泉でゆっくりしてもらいたいと思って……。早割の宿を見つけたので予約したいんですがいいですか?」などと伝えてはいかがでしょうか。