スマホのリスクが正確に認識されていない現状には危機感

しかし、多くの子どもたちがスマホのリスクを正確に認識しないままに依存度を高めてしまっている。そんな現状に、私は研究者としてかなりの危機感を持っています。いかに子どもたちの脳を守るか。まず基本的に、子どもは自分でスマホを買えるわけではないので、与える大人に責任があります。親や教師が科学的に見たスマホのリスクに関する情報をもってもらいたい。その上で子どもにスマホを持たせるのであれば、野放しにはせず、愛情をもって接しながら使い方を話し合ってもらいたいと思います。

取材・構成=池田純子

榊 浩平(さかき・こうへい)
東北大学加齢医学研究所助教

1989年千葉県生まれ。2019年東北大学大学院医学系研究科修了。博士(医学)。認知機能、対人関係能力、精神衛生を向上させる脳科学的な教育法の開発を目指した研究を行なっている。共著に『最新脳科学でついに出た結論「本の読み方」で学力は決まる』(青春出版社)がある。