3 買い物の定番化 3日サイクルがちょうどいい

まとめ買いでもなく、毎日買いでもなく、3日おきの買い物が食材管理を楽にする上でおススメです。週に1度などのまとめ買いだと、次の買い物が1週間後になるので、足りなくなると困ると思い、つい買い過ぎてしまいます。一方毎日買い物をすると、買う予定のなかった物までうっかり買ってしまう回数が増えてしまいます。3日分くらいの食材であればスケジュールに合わせて献立も考えやすいですし、必要な量もわかりやすくなります。

次の買い物までに使いたい食材がなくなってしまったとしても、またすぐ次の買い物デーがやって来るので、今ある物で何とかしのいで乗り切ることができます。また、買い物の回数が減れば、うっかり買ってしまう回数を自然と減らすことができます。

キーワードは定番化とリスト化

買う食材は定番化、リスト化しておくことがおススメです。例えば、ニンジン・タマネギ・ジャガイモと緑の野菜とサラダ用の野菜、肉または魚を3日3食分で3パックといった具合に決めておけば、買い物が楽にできます。

味付けもリスト化しておくと食材と味付けの掛け算でレパートリーを増やすことができますのでおススメです。栄養バランスも考えながら3日で使い切れる量を買うことで自然と食材ロスを減らすことができます。

【図表2】定番食材リスト【図表3】味付けリスト

まとめ

食費節約のコツとして、キッチンを片づけること、冷蔵庫を小さくすること、3日サイクルの買い物についてお話しました。

頑張る節約ではなく自然と食費が減る工夫です。予算管理も大切ですが、食費を減らそう減らそうと思うとストレスになってしまいます。無駄をなくして効率よく料理ができるようになると結果的に食費が減っていくと思います。まずはここから実践してみてください。

橋本 絵美(はしもと・えみ)
はしもとFPコンサルティングオフィス 代表

6人の子どもを持つママFP&お片づけプランナー。福岡県出身。小さな頃から「大家族のママになりたい!」という夢を持ち、慶應義塾大学商学部卒業後、学生時代から交際していた夫と結婚。現在、中学2年生から3歳まで2男4女の子育て中。