入学後も次々必要になってくる学用品を安く手に入れる方法

さて、入学後も水着、ピアニカ、リコーダー、絵の具、習字道具、彫刻刀、裁縫道具など、毎年何かしら新しい種類の学用品が必要になります。これらの学用品は、必要な時期になると学校から注文袋が配られます。でも、学校から配布されたからといって、必ずしもこの注文袋で注文する必要はありません。各自で購入することも可能です。ネットショップなどで購入すると2、3割安く購入できます。

注文袋の金額の内訳を詳しく見ると、価格の大部分が肝心の中身ではなく、カバーやバッグの代金だったりします。メーカーのマークがついていたり、デザインが凝っていたりと、バッグの値段が高くなっています。選べるバッグの種類が何十種類もあったりするので、結局みんなバラバラのバッグで持ってくることになります。ですから、中身だけ注文袋で購入し、外側は家にある手提げ袋で代用するのもありです。

これらも購入せずにお下がりが利用できるものもあります。水着は成長に伴って買い替えますのでお下がり可能です。ピアニカも低学年しか使いませんでした。ソプラノリコーダーは小学校までで、中学校になるとアルトリコーダーになります。ただし、絵の具、習字道具、彫刻刀、裁縫道具は中学でも使用するので、お下がりは難しいかもしれません。わが家では知り合いの大学生になったお嬢さんからお下がりをいただきました。

多様性が重視される社会になってきました。ランドセルの色も一人ひとり違っていてロッカーがカラフルになっています。新品を買うべき、みんなと同じものを買うべきという固定観念は、この際捨ててもいいのではないでしょうか。

※学用品の中には学校や自治体によっては学校備品にしているものや、支給される場合もあります

貯め時を逃さないように

学用品を一つひとつ節約しても、たった数千円ずつじゃないかと思うかもしれません。ですが、本当に教育費がかかるのはこれからで、授業料のかからない小学校の時期は一番お金の貯め時なのです。この貯め時に節約できるところは節約して、今後の教育費として備えておくことをおすすめします。高校からは授業料がかかります。今まで新学期になると当たり前のように配られていた教科書もタダ(無料)ではありません。私立の場合は入学金も高額です。高校進学後も大学受験のために塾に通ったり、入学金や授業料にまとまったお金が必要になります。

もし今、毎月1000円でも節約して5%の利回りで積み立て運用していけば、18年後には約35万円になります。少しでも将来のために今できることをやっておくと、後々身を助けることになります。