筋肉はポジティブの原動力

「全人類筋トレすべき。デメリットはなくて、ポジティブな要素ばっかりなんじゃないかと思ってますね」と、AKIHITOさんはおっしゃいます。

以前、スポーツトレーナーの人に「人生、筋肉が全てです!」と言われたことがあります。つい心配したりネガティブなことを思ってしまう私は筋肉不足なのかもしれません。

少しの時間ですがヨガやストレッチをしている間はネガティブな思いが浮かばないような気がします。

「ネガティブなマッチョは見たことないですね。トレーニング中はポジティブです」

と、AKIHITOさん。でもご自身も昔は痩せていて筋肉も薄かったとか……。

「小さい頃は低体重児で小児ぜんそく持ちで、体もガリガリで、小学校のときは病弱でした。コンプレックスが強くて、大きくなりたい、強くなりたいと思っていて、陸上競技を始めたんです。その後、筋トレも本格的に始め、体も徐々に大きくなっていって、体が変わってくると自信が持てるようになる。自信が出るといろんなことに対してポジティブにのぞめるんです。人生も好転してきました」

筋肉がポジティブシンキングの原動力。鍛えて筋肉を追い込むトレーニングはやりがいがある半面、キツそうです。

「ハードなのはハードなんですけど、それも効いてるって感覚があるんでやってます。追い込んだぶん成長する。そして性格も運気も改善されます。うまくいかなかったり凹んだりすることはもちろんあるんですけど、無心で追い込むとすっきりして、ま、いっかと思えますね」

これよりキツいことはそうそうない

ほぼ毎日筋トレしていて、年末年始もクリスマスも筋トレしているというAKIHITOさん。仕事としてパーソナルジムを展開し、毎日公私ともにトレーニングの日々です。

「背中の日、脚の日、部位ごとに毎日分けているのですが、脚のトレーニングがめちゃめちゃハードでちょっと憂鬱ゆううつなんです。吐きそうなくらいになるんで。そんなキツいことを毎週やっているんで、これよりキツいことはそうそうないだろうって。ま、いっかってなります」

参考までに……と言っても絶対やらないですが、どんなトレーニングをされているのか聞いてみると、

「バーベルやダンベルを担いでスクワットとか。脚の筋肉量は全身の中でも多くを占めるので、稼動させると酸素がかなり使われて苦しいし、乳酸量が増えて気持ち悪いんです。ヒップアップにはかなり有効ですが」

ダンベルでトレーニングをする人
写真=iStock.com/kazuma seki
※写真はイメージです

女性としてヒップアップには興味がありますが、ダンベルを担いでとは、リスクがかなり高いです。

「ダンベルの重さは20キロ×2で40キロです。大腿だいたい四頭筋が鍛えられますが、正しいフォームでやらないとぎっくり腰になる危険も」

バーベルやダンベルは持たないまでも、故・森光子さんがスクワットをされて老後も足腰を鍛えていたことを思うと、スクワットはやっておいた方がいいということでしょうか。

テレビなどでスクワットのやり方などを見てちょっとまねしたりするのですが一日で忘れてしまいます……。