追いだき不要で4時間後も温かく光熱費の節約になる

6位 高断熱浴槽
バスルーム
写真提供=著者
「すぐにお湯が冷めてしまう。再び温めるのにも時間がかかる」(神奈川県 60代男性 契約社員)
「家族が多く追いだきを繰り返すので、ガス代が高い」(千葉県 50代女性 会社員)
「入浴剤を使うので、あまり追いだきはしたくない」(東京都 30代女性 会社員)

毎日使うお風呂に対する不満は意外に多く、とくに光熱費が高額になっている昨今は、お湯が冷めにくい浴槽を選べばよかったと後悔する人が多くなっています。高断熱浴槽とは、保温機能の高い断熱材で覆った浴槽のことで、断熱効果のある風呂ふたと一緒に使うと湯温が冷めにくいのが特長です。温かい飲み物を入れた水筒をイメージするとわかりやすいと思います。

例えば、従来の浴槽の場合、42度の湯温は2時間で約38度まで下がってしまいます。しかし、高断熱浴槽ですと、42度の湯温は2時間で約41度、4時間たっても約39.5度までしか下がらず、お湯が冷めにくいのです。

つまり入浴時間が1~2時間程度ずれているだけであれば、追いだきしなくても入浴できるということです。入浴時間が空いて、追いだきをした場合でも、追いだき時間が減るため、ガス代などの節約になります。例えば、給湯器が都市ガスの場合は追いだき1回で年間3600円程度、プロパンガスの場合は追いだき1回で年間7400円程度の節約になります。

追いだきを一日に何回も繰り返す場合は、さらに節約効果がありますので、それぞれの帰宅時間が異なりがちな共働き夫婦には、お財布にやさしく地球にエコな住宅設備になります。リフォームで高断熱浴槽に交換する場合は、お住まいの自治体などから補助金が出る場合もありますので、リフォーム会社に確認してもらいましょう。