春は、住宅展示場の来場者が最も多くなる時期。新築を検討する時、気を付けるべきことは何か。1級建築士のしかまのりこさんは「換気扇やインターホンなどの住宅設備については検討が後回しになりがちです。その中でも共働き夫婦から『付けなかったことを後悔している』という声が多い6つの住宅設備を紹介します」という――。
天窓のある家のリビングルーム
写真=iStock.com/kazuma seki
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間取りやインテリアよりも住宅設備の優先順位は低くなりがち

新年度になり、今年こそは「家を建てたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。そのマイホームを計画する場合、とくに注意したいものが、照明や換気扇・インターホンなどの「住宅設備」です。

なぜなら、多くの人は家を計画する際、リビング・書斎・家事コーナーなどの間取りやインテリアにお金や時間をかけてしまい、住宅設備の設置をあきらめるなど後回しになりやすいからです。そこで、今回は住まいのご相談にいらっしゃる方の中から、共働き夫婦が付けなかったことを後悔した住宅設備で、とくに多かったものについてご紹介したいと思います。