単純なパソコン作業スペースはダイニングに

①リビング・ダイニングに造る方法

図表1は、広さ10畳の、リビング・ダイニングの様子です。リビング・ダイニングには、ソファやダイニングテーブルなどの大きめの家具がすでにありますので、これらに追加でテレワーク用の家具を置くと、部屋はとても狭くなります。そのため、10畳ほどのリビング・ダイニングの場合には、テレワーク用の家具は置かず、今あるダイニングテーブルをテレワーク用のテーブルとして使います。

はじめに、このダイニングテーブルを、図表2のように、キッチンカウンターに横向きにレイアウトします。ダイニングテーブルは4人掛けのものであれば、2~3人で座ることができるため、テレワークをしながら、隣で子供のリビング学習の様子を見守ることが可能です。そしてダイニングテーブル用の椅子を高さの調整ができるものに変えて、長時間のパソコン作業にも適応できるようにしました。

リビングを食事スペースにする

最後に、リビングでお食事ができるように、ソファに合わせた高めのテーブルと、1人用のソファも追加しました。ソファとダイニングの機能を兼ね備えたダイニングソファとして使うことができます。(図表3参照)

テレワークスペースをダイニングに設置することで、食事をするテーブルで仕事をすることもなくなり、食事のたびにお仕事用品を片付ける面倒がなくなりました。また、テレワークスペースという明確な空間ができたことにより、仕事用具などがリビング・ダイニングに散らかることも、少なくなりました。