転職回数が多いようですが、当社もすぐに辞めるのでは?
くどくど弁明しなくていいよ
要因分析、反省、覚悟を聞かせてほしい
この年代なら、転職回数が多い人は、決して珍しくありません。
ただ、やはりその多さがネガティブ要素であることは、間違いありません。
だからここは、「多さ」の要因とそれに対する反省の弁、そして「次は絶対に辞めない」という強い覚悟の3つを盛り込むことが必須です。
たとえば「若い頃は、会社に不満があると、次を探せばいいやという感覚で安易に転職を繰り返しておりました」というように、転職回数の多さの要因を分析します。
そして「今振り返ると、若気の至りとはいえ、当時の勤務先にはずいぶん迷惑をかけたし、もっと腰を据えて仕事をすべきだったと猛省しています」と、真摯な反省を述べます。
最後に「転職回数の多さと年齢の高さから転職活動は苦戦していますが、御社でチャンスを頂けるなら、同じ過ちは絶対に繰り返さず全身全霊で仕事に励みます」と、強い覚悟を語ります。
なお、転職回数の多さについて、ミドルが言い訳がましく長々と弁明するのは最もみっともないことです。絶対にやめましょう。
たとえばこういう人の場合
49歳男性、大卒。今まで6社に勤務経験あり。今回は7社目の転職で、同業種・同職種への応募。
NG!
↑くどくどと弁明しても、聞き苦しいだけです。
OK!
確かに、過去の転職の多さについては、自覚しております。今まで全てが自己都合退職での転職ですので、堪え性がないのではと懸念されるのももっともで、真摯に反省するしかありません。
50代を目前に控えた今、子供も大きくなり、もう家族を不安にさせるようなことはしたくありません。転職回数の多さと年齢の高さから、再就職活動は苦戦続きで失業期間が長くなってきました。もはや、甘えや泣き言をこぼしている余裕すらありませんし、退路を断って歯を食いしばって働くしかないと腹を括っています。もし御社にチャンスを頂けましたら、ありがたさを噛みしめて、一生懸命働く覚悟です。
↑転職回数の多さの要因にサラッと触れ反省を語り、今の偽らざる心境から、入社が叶ったら全身全霊で仕事に邁進する覚悟を語ると、回答構成の3つの要素を満たしており、非常に説得力が高いです。