NG③長い職務経歴を時系列で羅列

大多数の人は、職務経歴書を作成する際、1社目から「時系列」で記載すると思います。1行目は新卒で入社した会社、次に転職した会社……と、経歴の新しいものが下の方に記載されます。

しかし、30代以上ともなると――特に異動歴や転職歴がある人は、1社目の最初の配属部署での仕事と直近の仕事は大きく異なっているケースが多いのではないでしょうか。そして、応募する採用ポジションは、直近の仕事に近いケースが多いかと思います。

社会人1年目の経歴から時系列で記すと、採用担当者は冒頭を読んだ段階で、求める人材像とマッチしない印象を抱いてしまいます。あるいは、「自分を伝えようとする意識がなく、意欲が低い」と判断するかもしれません。

年齢が高い人ほど、「直近」の経歴から書き始めることをおすすめします。

NG④履歴書の「希望」欄で一方的な主張

一般的な履歴書フォーマットには「本人希望記入欄」が設けられています。その欄に「年収○○万円以上希望」「フルリモートワーク希望」などと記載している人もよく見かけます。

しかし、お話を聞いてみると、それが絶対条件というわけではないケースが多数。絶対条件でないならば、履歴書には記載せず、面接の場で話し合うべきでしょう。

「その条件は受け入れられない」「自己主張が強そうで、うちの社風になじめそうにない」などと捉えられ、不利になってしまいます。

「相手が気にしそうなこと」を先回りして書く

ここまで挙げたNG例は、一言でまとめると「読み手がどう思うかを想像できていない」ことが原因と言えます。ですから、ひととおり書類を作成したら、相手の目線で見直してみましょう。そして、「ここを気にするのではないか」と思ったポイントについては、説明を付記しておくことをおすすめします。

例えば、女性の場合、「配偶者:無 扶養家族数:1人」などと記載されていると、読み手は「シングルマザーかな?」「独身で親の面倒をみているのかな?」などと疑問を持つこともあります。あるいは、家族構成に小さなお子さんが含まれていると、「育児体制はどうなっているのだろう。仕事との両立は可能だろうか」などと思われるかもしれません。

こうしたプライベート事情は企業側からは聞きにくいため、疑問を解消するような説明を簡潔に添えておくと「気遣いができる人」というプラス印象につながる可能性があります。

このほか、「ブランク(離職期間)が長い」「転職回数が多い」といった場合も、相手が抱く不安を払拭できるよう、理由を書き添えておくといいでしょう。