転機の度に、模索しつづけてきた「働く意味」
これまで結婚、出産、子育て、親の介護と人生の転機に直面する度、自分の働き方を模索してきた小松さん。何度か辞めることも考えながら、両立してきた日々をこう振り返る。
「プライベートな出来事も仕事もすべてに学びがある。自分を人として成長させてくれる転機だったなと思います。それがモチベーションになって、両方乗り越えてこられたのでしょうね」
不登校になってもやはり大学へ進みたいとがんばった息子。90歳になった義母も元気なときは生き生きと話してくれる。そうした家族の姿を見ていることも励みになる。そして、仕事との両立を支えてくれた夫との二人三脚が心強かった。
今は息子も一人暮らしで料理の腕を磨き、「母の日には、『チャーシューを煮てきたからちょっと持ってきたで』と遊びに来てくれて」とうれしそうに話す小松さん。2人で話しているところを夫が撮ってくれたというスマホの画面には、とろけそうな母親の笑顔が写っていた。
■役員の素顔に迫るQ&A
Q 好きな言葉
「Cool Head but Warm Heart(熱い心と、冷たい頭を持て)」
Q 趣味
夫婦で近隣のホテルに宿泊し寛ぐこと
「おいしいお料理をルームサービスしてくれて、良い眺望のお部屋があるホテルを探しては、定期的に疲れを取りに行きます」
Q Favorite Item
お花、花瓶、ガラスの器(職人さんの手作り)
1963年生まれ。22歳のときに、友人の紹介でリクルートのアルバイト職として社会人生活をスタート。26歳で、リクルートスタッフィングに正社員として中途入社。大阪支社立ち上げメンバーとして派遣業界に。2008年に、出向にて、スタッフサービス・オフィスマネジメントの代表取締役社長に就任。2012年にスタッフサービス・ホールディングスに転籍し2016年より同社の経営管理部門 執行役員を務める。